【海外で働くお父さん】子どもと大人、誰もが活躍できる環境をめざして 〜 安藤 功一郎さん(不動産会社経営)

タイに赴任が決まった。さて、住む場所はどうしよう? そんなとき心強いのが、日本語で現地の住居を紹介してくれる不動産会社です。 今回は、タイで不動産会社ディアライフを経営する安藤 功一郎さんに、「家族のこと」「起業のこと」「これからのビジネス」について訊いてみました。

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【海外で働くお父さん】学力の高い子、バイリンガルの子を育てるために知っておきたいこと 〜 前園 和人さん(学習塾経営)

海外で働くお父さんにとって、「子どもの教育」は、家族の将来にかかわる大きな問題。 ご自身がタイ・バンコクで日本人向け学習塾を経営し、また中学生の女の子と、小学生の男の子の父親でもある前園 和人さんに、「親子関係」や「教育」「子育て」について、ちょっと踏み込んだ質問をしてみました。

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「聴く」ことが、なぜ子どもの可能性を引き出すのか – 黒澤 義巳(武庫川女子大学・神戸親和女子大学 非常勤講師)

2018年1月、タイ国バンコクにおいて「あなたが変われば、子どもが変わる‼」と題した教育講演会を開催する黒澤 義巳さん。 黒澤さんは、武庫川女子大学および神戸親和女子大学の非常勤講師を務めるかたわら、教育と研修の研究実践機関「フェニックスオフィス」を運営し、教育相談や講演活動、子どもたちの教育指導などをおこなう教育者でもあります。 バンコクでの(そして海外での!)初講演をひかえた黒澤さんにお話を伺いました。

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【夢をおいかける大人インタビュー!】プロゴルファー 青山 桃子さん(25)

青山 桃子さんの仕事 プロゴルファー Professional golfer 青山 桃子あおやま ももこさん 1992年生まれ、バンコク出身。日本人の父とタイ人の母をもつ。バンコク幼稚園、泰日協会学校(バンコク日本人学校)、聖和学園高等学校を卒業し、オーストラリアのプロゴルファー養成スクール「DIOS SPORTS ACADEMY」を経てプロプレーヤーの道へ。2017年5月、THAI LPGA (THAILAND LADIES PROFESSIONAL GOLF ASSOCIATION) プロライセンスを取得。 聞き手:ニコ 「プロゴルファー」って、どんな仕事? ゴルファーっていうのは、ゴルフをする人のこと。ゴルフは、手に持ったクラブで小さなボールを打つスポーツだよね。働くお父さんはゴルフが好きな人がおおいから、子ども達もみんなたぶん知っているよね。じゃ、プロってつくのはどういうことだろう? プロは「プロフェッショナル」の略。ゴルフを仕事にしてお金をもらっている人が、プロフェッショナルって呼ばれるんだって。 インタビュー日時:2017年10月某日 場所:バンコク・学習空間NOAH ニコ ももこさん、こんにちは! 今日はプロゴルファーの仕事について教えてください! ももこさん はい、よろしくお願いします! ニコ 今日は、学習空間NOAHの安藤先生も一緒にお話ししてくださるんですよね。先生、よろしくお願いします! 安藤先生 よろしくお願いします。ももこさんは、学習空間NOAHの卒業生でもあるので、わたしもももこさんのお話をたのしみにしてきました。 ニコ ももこさんは、いまゴルフを仕事にしているって聞いたんですけど、いつからですか? ももこさん プロの資格が取れたのは、今年の5月です。まだプロプレーヤーとしては、ホヤホヤの新人ですね。 ニコ ゴルフって、仕事にするのに「資格」がいるんですか? ももこさん はい、そうですね。ゴルフの世界では、プロフェッショナルとして仕事をする人は、一般的には資格をもっている人のことを言います。ゴルフの「プロ」といっても、いろいろな種類のプロがいるんですが、一番わかりやすいのはプロ・プレーヤーですね。大会に出場し、良い成績を残して、賞金をもらう。その賞金が、仕事としての収入のひとつになります。そして、その大会に出るために、資格が必要なんですね。 ニコ へー! そうなんですか。じゃぁ、すごくゴルフが上手な人でも、その資格がないと大会には出れないんですね。 ももこさん 原則的にはそういうことになりますね。だから、「プロゴルファーになりたい」という人は、まずこの資格を取るためにゴルフの練習をします。わたしの場合は、THAI LPGAという団体が発行するプロ資格を取得しています。その資格をとるために、まずはオースオラリアのゴルフスクールで、技術やマナーを学びました。 ニコ ももこさんがゴルフのプロになりたいって思ったのは、何かきっかけがあったんですか? ももこさん 小さい頃からスポーツは好きだったんです。父が少年野球の監督をやっていたので、小中学校は野球とソフトボールをやっていました。高校進学も、ソフトボールの強い学校という理由で、仙台の学校に進学したんです。3年連続インターハイに出ることができて、宮城県代表チームで国体にも出場しました。 安藤先生 ももこさんは、目的をもって高校選びをして、自分のやりたいソフトボールに打ち込んだんですね。でも、彼女は勉強も疎かにせず、成績も校内トップだったって聞きましたよ。 ニコ えぇ!? すごいですね!! ももこさん 学校の先生からは、早稲田大学への進学も勧められていたんですが… できれば好きなスポーツを職業にしたい、という強い想いがあったんです。次の進路を決められずにいたとき、たまたま里帰りしていたタイで出会ったのが「ゴルフ」でした。誘われてやってみたら、すごくハマりました。高校生の終わり頃ですね。  ニコ ということは、それまでやったことなかったスポーツで、プロを目指したってことですか? ももこさん そうですね。きちんとゴルフを始めたのは19歳ごろでしたが、プロゴルフの世界では、かなり遅いスタートです。でも、小さいころからスポーツをやってきた経歴があったから、自信はありました。「ぜったいプロになれる」って思って、プロテストの準備をしました。 ニコ プロになるって決めた時、家族や、まわりの人たちは、どんな反応だったんですか? ももこさん 打っても打っても、なかなか成績が出なかったり、プロテストで結果が合格ラインに届かないことが続いた時は、厳しい言葉をかけられることも多かったですね。「プロは無理なんじゃないか」とか「つづけても意味がないから、ほかに仕事を探した方がいいよ」って、アドバイスをくれる人もいて。みなさん親切で言ってくださっていると思うんですけど 笑 ニコ ひえー。がんばっているのに、つらいですね。 ももこさん とくに父は熱血指導者なので、四六時中、厳しい言葉をかけられました。家出するくらいケンカしたこともありましたね 笑 安藤先生 それでも諦めずに、最後には「プロライセンス取得」という結果を出したことが、やっぱり素晴らしいですよね。 ニコ この下の写真は、家族写真ですよね。左側に写っているのがお父さん? たしかに怒ったら怖そうな雰囲気… ももこさん 熱血で厳しい父ですが、だから自分は鍛えられたっていうところもあるかもしれません。父からは「お前は家族のなかで一番オレに似ているな」って 笑 自分でも、性格や負けず嫌いなところは父譲りだと思います。  ニコ なんだかとっても厳しい世界みたいだけど、それでも挑戦しつづけるってことは、スポーツの世界で仕事をしていくのがそれだけ魅力的ってことなのかなぁ。 安藤先生 ゴルフというスポーツは、世界中でたのしまれています。産業としても、いちばんマーケットの大きいスポーツのひとつと言っていいんじゃないでしょうか。自分がプレイするだけじゃなく、観ることも、プレーヤーや関係者を支援することも含めると、世界が舞台になるスポーツです。とくに、これだけ「プロ」が身近にいるスポーツって、なかなか他にないんですよね。それも魅力のひとつだと思います。 ももこさん スポーツとしてのゴルフって、他の種目にはない魅力がたくさんあるんです。たとえば、体の大きさに関係なく、マネジメント力がすべての結果を左右する部分とか。それから年齢・体力に関係なく対等にプレイすることができること。なにより、ゴルフって誰でも成績に波があるので、ずっと腕を磨きつづけなければならないのが、みんながハマってしまう魅力なんだと思いますよ! […]

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【夢をおいかける大人インタビュー!】作編曲家・サックス奏者 小林 洋平さん(39)

小林 洋平さんの仕事 作編曲家・サックス奏者 Composer, Arranger, Saxophonist 小林 洋平こばやし ようへいさん 1978年生まれ、神奈川県葉山町出身。葉山町立南郷中学校、神奈川県立横須賀高等学校、東京理科大学理工学部物理学科卒。同大学院中退。大学では宇宙物理学研究室に所属。研究者への道を模索するも、「音楽」への想いを諦めきれず、バークリー音楽大学映画音楽科に留学。首席卒業後、プロの作曲家・編曲家としてキャリアを切り開く。サックス奏者としての活動の他、ドラマや番組テーマ、CMなどのサウンドトラックを手がける。代表作は「国際報道」(NHK, 2014-2017)、映画「繕い裁つ人」(2015年、ギャガ)ほか。 聞き手:ニコ 「作編曲家・サックス奏者」って、どんな仕事? まず、「サックス奏者」のほうなら、なんとなくわかるね! 楽器のサックスを吹く人、だよね。じゃあ、「作編曲家」ってなんだろう? 分解すると「作曲家」と「編曲家」のふたつになるんだって! すると「作曲家」は、「曲・音楽を作る人」っていう意味だよね。「編曲家」ってなんだろう? 「編曲家」の意味を調べてみると、「作曲家のつくったメロディーに伴奏をつける人」のことなんだって。つまり、音楽をきれいに聞こえるように整える人ってことかな? それって、どんな仕事なんだろう? 今回は、TV番組や映画音楽で活躍する、小林 洋平さんに話を聞いてみたよ! インタビュー日時:2017年9月某日 場所:東京・三軒茶屋 ニコ 洋平さん、はじめまして! 今日は、音楽の仕事について教えてください! 洋平さん はい、よろしくお願いします。 ニコ まず、「作編曲家」っていう仕事がよくわからなかったんだけど、どんなことをしてるんですか? 洋平さん ぼくが今までにやってきた仕事を見てもらうとわかりやすいかもしれないですね。ここ最近の仕事でいうと、NHKの「国際報道 2017」という番組の中でつかわれる音楽や、2015年に公開された中谷美紀さん主演の「繕い裁つ人」という映画の音楽を作っています。TVや映画、CMなどで使われる音楽を作る人、というのがぼくの仕事のひとつですね。 ニコ ほえー! じゃあ、ぼくがよく見ているテレビ番組とかでも、洋平さんの作った音楽を聞いているかもしれないんですね! 洋平さん そうだね。最近は、コンサートのアレンジや、ディズニーの曲アレンジを手がけたりもしているから、大人から子どもまで、いろんな場面でぼくの作った曲を聞く機会はあるかもしれませんね。   ニコ 洋平さんは、子どもの頃から、いまの仕事をやりたいと思っていたんですか? 洋平さん ぼくが子どものころに熱中していたのは、じつは「宇宙」なんです。たしかNHKスペシャルっていう番組だったと思うんだけど、アインシュタインが出てくる宇宙の番組をやっていて。当時はビデオテープに録画して、何度も擦り切れるまでくりかえし見たんです。だから、大学では「宇宙物理学」の研究室に入って宇宙の研究をしていたんですよ。 ニコ ええ!? 音楽じゃなくて、宇宙物理学? なんか、ぜんぜん正反対な感じですね… 洋平さん そうかな? ぼくの中では、どちらも地続きの、似た感覚なんだけどね。 ニコ どうして宇宙がおもしろいと思ったんですか? 洋平さん ぼくは、幼稚園生のころから「死ぬこと」が怖くて、いつも泣いてる子だったんだよね。おじいちゃんも、ずっとおじいちゃんのままでいられる訳じゃないって、そういうことがとっても怖かった。だから、何万光年もある宇宙のことを知れば、死ぬことが怖くなくなるんじゃないかなって、そう思ったことがあったんです。 ニコ ふーん… 洋平さん でも、実は宇宙よりももっと気になっていたのが「音楽」。ぼくの父は普通のサラリーマンだったんだけど、文化とか食への感性がとても高いひとだった。当時はまだマイナーな指揮者のレコードを買って「この人はいずれ有名になるから」って。実際、その指揮者はいまとっても売れている人なんだよね。そして、母はピアノの先生をやっていたひと。ぼくに対して音楽の英才教育はいっさいやらなかったけど、家にピアノがあったから小さい頃から自然と触れていたんだよね。そういう環境におおきな影響を受けたんだと思う。大学進学を考えた時、はじめは音大か芸大を希望していたんです。 ニコ 子どもの頃から、本当にいいもの、本物の音楽に触れる機会があったってことですか? 洋平さん たぶん、それはとても大きかったと思う。父も母も、音楽だけじゃなくて、日常で食べるものや触れるものはなるべく「本物」に触れさせたいって、とっても大切にしていたから。 ニコ でも、どうして大学は宇宙物理学にいったの? 洋平さん 音楽と同じくらい宇宙が大好きだったのはもちろんだけど、音大進学はとにかく父が大反対したから 笑。「音楽の道になんか進んで、どうやって食っていくんだ」って。 ニコ そうなんだ… それで大学は宇宙物理学を選んだんだね。 洋平さん でも、どうしても諦めきれなかったんだよね。大学を卒業し、大学院に入った後に、「なんとか音楽の道に進む方法はないのか」って探したんです。どうせやるなら、両親に納得してもらえる結果が必要だと思った。そこで世界中で活躍する音楽家を輩出している「バークリー音楽大学」を受けることにしたんです。 ニコ その大学を出ると、音楽の仕事ができるの? 洋平さん  バークリー音楽大学は、商業音楽のプロフェッショナルを養成する世界一の学校といっていいと思います。そこで学んだ人が、いま世界中のさまざまな音楽シーンで大活躍している。卒業すればかならずプロになれる訳ではないけれど、この大学に行くことことで、音楽のプロフェッショナルへの道を切り拓くきっかけになると思ったんですね。 ニコ すごい! その大学を受けるために、現地に行ったんですか? 洋平さん バークリー音楽大学は、世界中の才能を獲得するために、各地で奨学金の試験を行なっているんです。ぼくも、日本で試験を受けて、奨学金特待生としての合格通知を受け取りました。 ニコ それを、お父さんとお母さんに見せたんですか? 洋平さん そう。父は、それでも反対したんです。でも、ぼくが高校生で音大受験をあきらめたときに母に宣言していたことがあったんですよ。「いまは、音楽ではなく、自分の選んだ道として宇宙物理の道をいく。勉強もがんばって、4年間で成績も結果をしっかりと残す。それでも音楽の衝動をおさえきれなかったら、そのときは止めないで」って。 ニコ すごい… それくらい、音楽がやりたかったんだ。 洋平さん その約束があったからですかね。バークリー音楽大学への留学を両親につたえたとき、最初に味方してくれて、父を説得してくれたのは母でした。「あの子にとって、音楽を取り上げるってことは、死ねって言ってることと同じなんですからね!」って。 ニコ それで、お父さんも納得してくれたんだ。 洋平さん いまでは本当にだれよりも父が応援してくれて、大きな仕事をやるたびに、だれよりも喜んでくれている。こんなに嬉しいことはないよね。バークリー音楽大学は学費も高額なんですが、奨学金でカバーできるってわかったことも、納得する大きな理由だったと思います。 ニコ そっかぁ。お父さんやお母さんが納得するような結果を出すっていうことも、大切なんですね。 洋平さん 音楽だけじゃないと思いますが、仕事って「心の温度」で作るものが違うと思うんです。小手先だけで作っているものと、たましいを削って作るものって、やっぱり違うんですよ。とくに、現代は音楽が大量消費されていく社会です。デジタル技術が進化して、だれでも音楽が作れるようになって、淘汰されていくものがたくさんある。人生とおなじで、自分でつくっていくものですから。自分の納得できる道に進むことを大切にしたいですね。 「アラジン」の魔法のことば :学習空間NOAHのアラジンこと安藤理智先生に聞いてみたよ! 夢を追い続ける中で、ひょっとしたら親に反対されることもあるかもしれません。そんな時、すぐにあきらめてしまうのか、それとも頑張って夢へ続く道を探し続けるのか。本気で取り組めば、きっと道は開けてくるでしょう。そしてそれが「心の温度」へと繋がり、「良い仕事」ができるようになっていくのですね。 […]

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【夢をおいかける大人インタビュー!】タイ国際航空 (Thai Airways) 客室乗務員 井上 夏織さん

井上 夏織さんの仕事 客室乗務員 (Cabin crew, Flight attendant) 井上 夏織いのうえ かおりさん 1977年生まれ、神奈川県出身。清泉女子大学文学部スペイン語学科卒業。タイに1年留学しタイ語を習得。2003年、念願の「タイ国際航空・客室乗務員」の採用試験に合格し、小さい頃からの夢であった職業につく。2017年現在も、バンコクを起点にタイ国際航空の客室乗務員として活躍中。夫は、前々回インタビューに登場した、航空機パイロットプラウット・パトムヨック(ニックネーム:ヨン)さん 聞き手:ニコ 「航空会社の客室乗務員」って、どんな仕事? 航空会社の客室乗務員って、昔は「スチュワーデス」って呼ばれてたんだよね。いまでは、キャビンアテンダント(略してCA)って呼ばれることも多いみたい。いまも昔も、客室乗務員って『女子のあこがれの職業』ってイメージがあるけれど、実際にはどうすればこの仕事に就けるのかな? 今回は、タイ国際航空で日本人客室乗務員として働いている、かおりさんにお話を聞いたよ! インタビュー日時:2017年6月某日 ニコ かおりさん、今日は客室乗務員(CA)の仕事について教えてください! かおりさん はい、よろしくお願いします。 ニコ かおりさんは、いつからこの仕事に就いているんですか? かおりさん わたしは、2003年に採用されて、タイ国際航空の客室乗務員として働いています。 ニコ じゃあ、もう14年以上ってことですか? すごい! かおりさん 長くこの仕事を続けてこれて、ほんとうに嬉しいと思います。子供の頃からあこがれて、とってもなりたくてなった仕事だったから。わたし、客室乗務員になるというのが夢だったけど、それ以上に「タイ国際航空」で働きたい、と思っていたんです。 ニコ へぇー! じゃぁ、いろんな夢が叶っていまの仕事があるんですね。でも、どうしてタイ国際航空じゃなきゃダメ、って思ったんですか? かおりさん 就職活動をしていたころの経験です。当時は「就職氷河期」と言われていて、日系の大手航空会社が2社とも新卒採用をはじめて見送った年でした。それまで、日系がダメで外資の航空会社に就職するなんてことは考えたこともなかったんです。慌てて他の業界にも就職活動をして、なんとか生命保険会社の内定を頂けたものの、本命ではなかったので悩み続けました。就職浪人なんて許されるような空気ではなくて、心が決まらないままヨーロッパとアジアへの卒業旅行に出ました。そのときに乗ったのがタイ国際航空だったんです。フライトマネージャーをはじめ、乗務員がとっても楽しそうに仕事をしているのがとにかく印象的でしたね。 ニコ じゃぁ、生命保険会社には行かなかったの? かおりさん やっぱり、諦められなくて… 「月刊エアステージ」という航空業界への就活専門の雑誌があるんです。卒業旅行から帰ったら、さっそくタイ国際航空の募集状況を調べました。すると、ちょうど8月に募集があるっていう情報があったんです。2001年のこの募集には、30人採用枠があって、2000人が応募したそうです。この応募では、わたしは残念ながら書類選考で落選してしまって… 「私が目指したこの業界、ぜんぜん甘くないな…」と、改めて感じました。 ニコ 2000人のうち、30人だけ!? どうやったら、その30人になれるんですか? かおりさん わたしが、2003年の募集で採用されたのは、徹底的にやらなきゃいけないことをやったから、だと思っています。そして、なにより「良い先生」に出会ったから、というのが、一番大きいかな。   ニコ 良い先生? どこか学校に行ったんですか? かおりさん はい。客室乗務員採用試験のための、さまざまな対策を教えてくれる専門の学校があるんです。わたしが出会って指導してくださったその先生は、ご自身も客室乗務員としての経験をお持ちでした。シンガポール航空のCAとして働いてこられた経験をもとに、後進養成のための指導をされていました。CA採用試験専門の学校は、志望している航空会社ごとのこまかい対策までノウハウを持っているのが強みです。自分がえらんだ業界が、厳しいプロフェッショナルの世界だと肌身で感じたので、専門家の指導が必要だと思ったんですね。 ニコ 学校ではどんなことを教えてくれるんですか? かおりさん たとえば、面接のシミュレーションです。実際の面接は、英語でおこなわれます。学校では、立ち居振る舞いからはじまる、本番さながらの面接指導をおこないます。たとえば、「面接室のドアを開ける前に、満面の笑顔をつくりましょう」と先生が言うんですね。本番の面接では、部屋に入ったあとに笑顔になったのでは、遅いんですよ。ドアが開いた瞬間の表情で、第一印象が決まるからです。だから、笑顔になってからドアを開けるんです。 ニコ ほえー! すごい細かい!! かおりさん 面接官からの質問の本当の意味についても、解説があります。たとえば、「家族のことを教えてください」と言われます。これ、どういう意味だと思いますか? ニコ 兄弟が何人いるか、とかを知りたい? かおりさん 面接官が「家族のことを教えてください」というときは、「あなたのバックグランドを知りたい」という意図があります。どんな家族に囲まれ、どんな環境で育った人間なのか。この人は、この会社に合う人間か、をみるための、ひとつの指標にしようと思った結果の、質問なんですね。 ニコ そんな意味があるんだ! かおりさん その学校に通った当時は、面接のためのQ&Aを電車の中で毎日シミュレーションしてました。大変だったけど、とっても充実した日々でしたね。一緒に通った友達と切磋琢磨することも、刺激になりました。残念ながらタイ航空で不合格になってしまったお友達もまた、他の航空会社で活躍しています。 ニコ 諦めない人が、夢を叶えるんですね! かおりさん 夢は具体的な行動にうつしていかないと、妄想で終わっちゃうと思うんです。わたしがタイ国際航空の客室乗務員になりたくて選考に落選してしまったあと、次にやったことは「タイ政府観光庁」に相談に行ったことです。どうしてもタイ国際航空で働きたかったから、「とにかくタイ語を勉強しに行こう」と思ったんです。でも、住むところはおろか、タイ語を喋れればタイ国際航空に就職できるのかさえ、あやふやだったので 笑。なりふり構わずタイ政府観光庁に行ったら、おすすめのアパートの住所を紹介してくれたんです。実際に行ってみると、アパートには現地採用で働く日本人がいて、タイ語学校を紹介してくれました。 ニコ えー!? 行動力がすごい! かおりさん 「タイ国際航空受験のためのタイ語留学は、やや無謀ではないか…」という両親の反対を押し切ってタイに来ました。自分の決意を認めてもらいたかったので、1日のうち10時間と決めて、1年間、みっちり勉強しました。当時のことはよく覚えています。節約生活ですから、アパート近くのガイヤーン(焼き鳥)か、カオパット(チャーハン)、どちらを食べるかで悩む日々でした。30バーツ(2017年9月時点で、約100円相当)あれば、お腹いっぱい食べられた時代です。でも、その屋台や近所の人たちとの交流が、いまの私をつくっているのかも知れませんね。 ニコ じゃぁ、タイに語学留学したから、いまの仕事に就けたんですね! かおりさん かならずしも、タイ語学校に通えばタイ国際航空に就職できる、という訳ではないと思いますけどね 笑。すくなくとも、採用試験の面接時に、「なぜタイ語を勉強したの?」と訊かれて、「タイ国際航空で働きたかったから」と答えたのは事実です。そのあと、面接官は「え!? それだけのために?」とわたしに聞き返しました。わたしは、「YES」って答えたんです。面接官のつぎの言葉は、「SEE YOU!」でした。このとき、わたしは『やるべきことは、すべてやりつくしたな』と思いました。もっとも訊いてもらいたかったことを質問してもらえたし、それに自信をもって答えることができたから。とっても嬉しかったですね。 ニコ ほわー!? しびれます! かおりさん 私の経験から言わせていただけるなら、夢を叶えるのに大切なことは諦めないこと、「出会った仕事を天職に、目の前の仕事をより良い仕事に」ということです。有名な建築家の方のお言葉だったように記憶していますが、わたし自身の経験から、とてもしっくりくる言葉だと思っています。 「アラジン」の魔法のことば :学習空間NOAHのアラジンこと安藤理智先生に聞いてみたよ! 夢をかなえる唯一の方法は、夢がかなうまであきらめないこと。 でも、実際には途中であきらめちゃう人がほとんどなのかもしれません。失敗は成功の母ということわざもありますが、例え途中でくじけそうになっても、それが成功へのステップだと信じ、継続すること。簡単にできることではありませんが、かおりさんのように実際に夢をかなえた方のお話を聞くと、頑張る勇気がでてきますね。(安藤 理智) […]

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【夢をおいかける大人インタビュー!】歯科医師 西原 郁子さん

西原 郁子さんの仕事「歯科医師(Dentist)」 西原 郁子にしはら いくこさん 1985年生まれ。神奈川県横浜市出身。横浜雙葉中学高等学校、徳島大学歯学部歯学科卒業。東京医科歯科大学臨床研修医修了。幼少のころからデンタルケアを徹底し、現在まで虫歯ゼロ。都内の有名歯科医院に勤務しながら、歯科医療の最先端技術を学んでいる。2017年、初の著書「歯医者に行きたくない人のための自分でできるデンタルケア」を出版し、デンタルケアの正しい知識の普及と、さまざまな予防治療に力を入れている。 聞き手:ニコ 歯科医師って、どんな仕事? 「歯科医師」よりも「歯医者さん」っていう呼び方のほうが、ぼくたちには馴染みがあるよね。そう、みんな一度は行ったことのある歯医者さん。痛い思いや、怖い経験を思い出すひとも多いかもしれないけれど、歯医者さんの仕事ってとっても大切。もしこの世に歯医者さんがいなかったら? ぼくたちは、毎日美味しいものを食べて、健康に過ごすことができなくなっちゃう。「もうすぐ歯が抜けかえるから、虫歯になっても平気だよ!」って思っている小さいお友達もいるかもしれないけれど、虫歯はそんなに簡単に治るわけじゃないみたい… 「小さい頃から虫歯にならないように、歯をケアするにはどうしたらいいか?」という内容の本を書いている西原 郁子さんに、話を聞いてみたよ! 西原 郁子先生の著書「歯医者に行きたくない人のための自分でできるデンタルケア」 インタビュー日時:2017年7月某日 ニコ 郁子先生、今日はじめて会った歯医者さんなのに、こんなこと言ったらとっても怒られるかもしれないけど、ぼく本当に歯医者さんが怖いんです! なるべく歯医者さんに行かなくて良い方法を教えてください! 郁子先生 ふふふ、怒ったりしませんよ(笑) これまで『行きたくないから歯医者にいかず、虫歯や歯周病がひどくなってしまった』という人をたくさんみてきました。「歯医者に行きたくない人のための自分でできるデンタルケア」という本は、そういう人たちのために書きました。小さい時に虫歯になって、痛い思いをすると歯医者さんが怖くなっちゃう。そうならないために、なるべく自分でケアをしながら、しっかり定期検診に行く習慣をつけてもらいたいと思って書いたんです。今日はぜひ、ただしい歯のケアを勉強して帰ってね。 ニコ ありがとうございます! 郁子先生 ニコちゃんは、虫歯がありますか? ニコ …あります。この前も、お母さんに連れられて、歯医者に行ってきたばかりです。 郁子先生 毎日、歯磨きをしている? ニコ …あんまり、してないです。 郁子先生 そっかぁ、じゃあ、虫歯になっちゃうのも仕方がないね。 ニコ やっぱり、歯磨きは毎日しないとダメなんですか? 郁子先生 もちろん。とくに「歯医者に行きたくない!」って思う子どもや大人は、できればご飯を食べたら毎回、歯磨きをしたほうがいいですね。 ニコ ええ!? ご飯を食べたら、毎回歯磨きしなきゃいけないんですか? 郁子先生 それが一番、理想的ですね。でも、勉強や仕事で忙しいと、毎回歯磨きをするのはなかなか難しいですよね。そんなときに自分でどんなケアをするのが良いかということをまとめたのがこの本です。わたしは、子どもの頃から歯のケアを大切にしていて、大人になった今でも、虫歯ゼロが自慢なんですよ! だから、毎日のケアで虫歯を「予防」するという考え方をみんなに伝えるのも、歯医者の仕事だと思っています。 ニコ ええ!? 虫歯になったことないんですか? すごい… 郁子先生 わたし、旅行がとっても大好きで、これまで40カ国くらい行ったことがあるんです。日本ではあまりこういう価値観はないと思うんだけど、外国に行くと「歯がきれいだね」って褒められることが多いんですよ。これから日本もどんどん国際化をしていくから、第一印象を大切にするために歯をケアをすることが、重要になってくると思います。 ニコ ほえー、なるほど… 郁子先生 ちなみに、旅行好きは子どもの頃から。だから、小さい頃の将来の夢は「パイロット」や「宇宙飛行士」でした。 ニコ そうなんですね! でも、どうして歯医者になろうと思ったんですか? 郁子先生 大人になったいまでも虫歯ゼロだからといって、子どもの頃に歯医者に行ったことがないわけじゃないんですよ。小さい頃から定期検診のためにしっかり歯医者さんに通っていました。そのときの歯医者さんがとてもよい対応だったので、怖いとか、わるいイメージがなかったことが大きいかもしれませんね。中学高校と進むにつれて「理系の研究職で仕事がしたいな」と思うようになったんですが、あるときに「医療の仕事につけば、臨床(=現場)の仕事だけでなく、研究もできる」ということを知ったんです。自分の歯には自信があったので「歯医者さんになるのはどうだろう?」って考えたんですね。 ニコ 実際に、歯医者さんとして仕事をしてみて、どうですか? 郁子先生 いまは、東京のクリニックで一日に20人くらいの患者さんを治療しています。訪問診療もしていて、老人ホームに行っておじいちゃん、おばあちゃんたちの歯を診たりもします。大変なこともあるけれど、やっぱり「ありがとう!」って患者さんから感謝の言葉をもらうと、歯医者さんになってよかったなって思いますね。 ニコ ありがとうって言われるのは、嬉しいよね! 郁子先生 そうそう、老人ホームで思い出したけど、この「歯医者に行きたくない人のための自分でできるデンタルケア」にも書いたとおり、食べ物をしっかりよく噛むと認知症の予防につながるんですね。それだけじゃなくて、歯磨きを毎日しっかりやると、脳をトレーニングする効果もあるんですよ! ニコ それって、頭がよくなるってことですか? 郁子先生 そうとは言い切れないけれど、歯が健康なら、美味しものがたくさん食べられて、勉強や運動も集中できるようになります。しっかり毎日歯磨きをすると、たくさん頑張れるよ! ニコ なんか、歯のケアをするって、いいことばかりなんですね! 郁子先生 歯のケアは、何歳からはじめても遅くないんですよ。がんばってね! 西原 郁子先生の著書「歯医者に行きたくない人のための自分でできるデンタルケア」は、Kindle(電子書籍)版と、単行本版があります。   スマフォやPCでも電子書籍が読める、Kindleアプリのダウンロードはこちらから &amp;amp;amp;amp;amp;amp;lt;br /&amp;amp;amp;amp;amp;amp;gt;&amp;amp;amp;amp;amp;lt;br /&amp;amp;amp;amp;amp;gt;&amp;amp;amp;amp;lt;br /&amp;amp;amp;amp;gt;&amp;amp;amp;lt;br /&amp;amp;amp;gt;&amp;amp;lt;br /&amp;amp;gt;&amp;lt;br /&amp;gt;&lt;br /&gt;<br /> &amp;amp;amp;amp;amp;amp;lt;br /&amp;amp;amp;amp;amp;amp;gt;&amp;amp;amp;amp;amp;lt;br /&amp;amp;amp;amp;amp;gt;&amp;amp;amp;amp;lt;br […]

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【夢をおいかける大人インタビュー!】旅客機の操縦士(パイロット) プラウット・パトムヨックさん(39)

プラウットさんの仕事「旅客機の操縦士(パイロット)」 プラウット・パトムヨック(ニックネーム:ヨン)さん 1977年、タイ国バンコク生まれ。チュラロンコーン大学法学部卒。子どもの頃からあこがれていた「飛行機」の仕事につくためバンコクエアウェイズに就職し、男性客室乗務員(CA)として勤務。その後、タイ国際航空(TG)で客室乗務員として勤務するなか、パイロットのライセンスを取得。現在はNewGen Airways社の副操縦士として、中国からの観光客をはこぶ任務についている。 聞き手:ニコ パイロットって、どんな仕事? パイロット(飛行機の操縦士)って、男の子ならだれもが一度はあこがれる仕事かもしれないね。大きな飛行機を、自分の操縦で大空に羽ばたかせる。たくさんの人を乗せて、何時間も空の上を飛んでいくなんて、とてもかっこいいイメージがあるよね。実際に、飛行機の操縦士として働いている人は、どうやってパイロットになったんだろう? 今回は、中国からタイへ、中国人観光客をはこぶ飛行機を操縦しているタイ人パイロット、ヨンさんに話を聞いてみるよ! インタビュー日時:2017年6月某日   ニコ ヨンさん、はじめまして! いきなりだけど、ヨンさんがどうやってパイロットになったのか、教えてもらえますか? ヨンさん はい、もちろんです。よろしくお願いします。まずは、今ぼくが働いている航空会社について、すこし説明をしますね。 ニコ はい、お願いします! どんな会社なんですか? ヨンさん NewGen Airways という航空会社で、2013年に設立されたばかりの比較的あたらしい航空会社です。おもに中国からの観光客をバンコクに運ぶ路線が就航していて、将来的にはタイと中国を軸に、ASEANの各地域をむすぶ計画があります。いま、中国からタイを訪れる観光客がどんどん増えているので、とても伸びている業界だと思います。 ニコ なるほど〜! じゃ、ヨンさんもとても忙しいんですね! ヨンさん ぼくの場合は、月に11フライトくらい、およそ80〜100時間のあいだ飛行機を操縦している計算になりますね。 ニコ うわー! 長い時間、空のうえにいるんですね。 ヨンさん ぼくは、子どもの頃から飛行機のパイロットになりたいと思っていたから、いまは自分のやりたい仕事ができて、ぜんぜん辛くはないんです。 ニコ やっぱり子どもの頃からの夢だったんですか? いつぐらいから、パイロットになりたいと思っていましたか? ヨンさん たしか、小学生くらいの頃だったかな。毎朝、家の前で空を飛んでいく飛行機をみてました。パイロットにあこがれるどころか、飛行機に乗ったこともなかった頃です。「いつか、飛行機で空を飛んでみたいな」ってぼんやり思ってました。たぶん、ひとつのきっかけは大学生の頃だったと思います。その当時の担当教授が、とてもよい先生で。「夢をかなえるために、航空会社に入ってみたらどうか」とすすめてくれたんです。 ニコ へー、先生が背中を押してくれたんですね。 ヨンさん でも、そこにいたるまでは、なかなか大変な子ども時代でした(笑) ニコ え? どういうことですか? ヨンさん とくべつ裕福な家じゃなかったので、お手伝いもよくしました。また、隣の家がベーカリーだったので、朝6時から川を渡ってサナームルアン(王宮前広場)でパンを売るアルバイトもしました。それでお小遣いを稼いでいたんです。 ニコ ほわー、大変だ… ヨンさん 勉強もよくできたわけじゃなくて。中学生になるときに、ぼくは公立校にそのままあがるんじゃなくて、地元の有名校を受験したかった。でも、小学校の先生はこう言いました。「おまえはどうせ受からないんだから、受験なんかする必要ないよ」 …当時のことはよく覚えています。忘れ物の罰として、ズボンを脱いで立たされたこともありました(笑) 先生っていうのは、子どもにとってとても大きな存在ですよね。 ニコ でも、大学はタイで一番入るのが難しい、チュラロンコーン大学に入ったんですよね。 ヨンさん そう。これもある先生との出会いがきっかけ。ずっと飛行機のパイロットになりたいと思っていたから、小さい頃からワットアルンを訪れる外国人観光客に話しかけたりして、英語の勉強をしていたんです。中学二年生のとき、兄のすすめで英語の塾に通うことにしました。その先生が、とにかく厳しい人だったんです。「英語力だけじゃなくて、いろんな面で、おまえはお兄さんの足元にも及ばないな」と、ズバッと言われました(笑) ニコ うわぁ… なんか怖そうな先生ですね。 ヨンさん でも、その厳しい先生に、英語だけでなく、あらゆることをビシバシと指導してもらって。兄と比べられると、やっぱり「コンチクショウ!」って、悔しくてがんばろうってなるじゃないですか。結果、ぼくは通っていた高校創立以来、初めてのチュラロンコーン大学合格者になりました。 ニコ おおー、すごいです! ヨンさん 振り返ると、よい先生・指導者にめぐりあえたことが、いまの自分を作っているんだな、と思います。 ニコ なるほどー。それで、いまパイロットという夢が叶っているんですね。実際に、航空会社で働いてみたときには、どうでしたか? ヨンさん まず、すぐにパイロットにはなれなかったから、客室乗務員として航空会社に入社しました。客室乗務員という仕事は、飛行機に乗っているお客さんのケアをする仕事です。代表的な「サービス業」のひとつですね。ぼくはサービス業が好きなので、自分に合っていると思いました。それに、飛行機の中で働くということは、国内や海外の遠い場所に行ける、ということでもあるので、海外旅行が好きなぼくにとっては、願ったり叶ったりの職業でした ニコ 客室乗務員を経験しないと、パイロットにはなれないんですか? ヨンさん そんなことはないですよ。直接、パイロットとして航空会社に入社する人もいます。でも、やっぱりハードルが高いので、まずどんな仕事でもいいから航空会社に入社して、パイロットになる道をみつけたい、という人も多いかもしれませんね。 ニコ パイロットになるには、どんなことをしなければならないんでしょう? ヨンさん 航空会社で旅客機のパイロットになるには、まずライセンスが必要になります。車の運転免許と同じですね。そのうえで、タクシー運転手がタクシー用の営業ライセンスをもう一つ持っているように、旅客機のパイロットも、旅客機専用のライセンスを取得します。これは、航空機の機種ごとにライセンスがあります。オートバイの免許が、原付や大型などにわかれているのと同じですね。 ニコ へー、そうなんですね! ヨンさん ぼくは、タイ国際航空で客室乗務員として働いているときに、1年間休職をして、パイロット養成の航空学校に行きました。そこでライセンスを取って、もう一度客室乗務員に復帰。LCCが出始めたばかりのころは、パイロットの公募は少なく、客室乗務員に復帰しながらチャンスを待つことにしました。資格取得から2年後に、航空会社のパイロットとして採用試験に合格し、転職を果たしました。 ニコ なるほど。順番にステップアップして、パイロットまでたどり着いたんだ! ヨンさん LCCという言葉を聞いたことがありますか? タイで有名なのは、Air Asia や Nok Air […]

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【夢をおいかける大人インタビュー!】今月の夢を追いかけるオトナは? フィジカルトレーナー 金三津 龍人さん(25)

金三津さんの仕事「フィジカルトレーナー(ARMY UNITED FC所属)」 金三津 龍人かねみつ りゅうとさん タイプロフットボールチーム「ARMY UNITED FC」所属のフィジカルトレーナー。1992年生まれ。富山県出身。カンボジアのフットボールアカデミーGFA Soriya で約2年間、海外でのサッカースクール運営に携わり、カンボジア代表チームのトレーナーとしても同行。現在は、タイ国陸軍が運営するプロフットボールチームにおける唯一の日本人スタッフとして、選手の体調管理、リハビリメニューの指導や障害予防などをサポートしている。 聞き手:ニコ フィジカルトレーナーって、どんな仕事? みんなは「フィジカルトレーナー」っていう仕事、聞いたことありますか? 業界によっては「アスレチックトレーナー」という呼び方をすることもあるみたい。サッカーをはじめとしたプロスポーツの世界では、選手の体調管理や怪我のリハビリ、予防のためのトレーニングなどを専門におこなう職業のことを、フィジカルトレーナーと呼ぶんだって。金三津さんは、そのフィジカルトレーナーとして、タイのプロサッカーチームで働いている日本人のひとり。プロのプレーヤーじゃなくて、プロのトレーナーとしてサッカーの仕事を海外でやっているって、とっても珍しいよね! どうやったらなれるのかな? さっそく話を聞いてみよう! インタビュー日時:2017年6月某日 ニコ 金三津 龍人さん、「フィジカルトレーナー」って、どんな仕事をしているのか、ぜんぜん想像がつきません…  教えてください! 龍人さん 僕は、ARMY UNITED FC というタイのプロサッカーチームで働いています。チームはタイの2部リーグでたくさんの強豪チームと競っていて、所属している選手は約30名ほど。ほとんど毎日、練習があって、週末には試合があります。この練習や試合のときに、選手たちの身体の調子をケアするのがフィジカルトレーナーの仕事です。 ニコ 身体のケア? 龍人さん そう。たとえば、練習前に各選手が気になっている部分にテーピングを巻いてあげたり、マッサージで身体をほぐしたり。選手たちが最良の状態で練習や試合にのぞんで、100%の力を出せる状態をつくる。それがフィジカルトレーナーがいちばん大切にしていることです。 ニコ なるほど! じゃ、選手がケガをしたときも、龍人さんが診るんですね! 龍人さん いや、それが実はちょっと違うんです。チームには、専属のチームドクターという医師がついているので、ケガをした場合は、そのドクターがまず診療をするんですね。で、そのあとが僕の仕事。たとえば、そのケガをした状態でどの程度の練習ができるかを、選手の状態をみながら相談しアドバイスする。また、そのケガが悪化しないためのテーピング処置をしたり、はやく治るためのリハビリトレーニングを組んだりする。そんな感じで選手をサポートするために、それぞれの専門分野ごとにチームで仕事をしているんです。 ニコ ほー! サッカーチームには、選手以外にもそんな仕事をする人がいたんですね! 龍人さん 僕がいま所属しているARMY UNITED FCというチームは、名前のとおりタイの陸軍が運営しているプロチームです。チームマネージャーをふくむ上層部は、ぜんぶ陸軍所属の軍人です。現場では、コーチから下のポジションが外部からの人材で構成されています。選手の中にも数名、タイ陸軍所属のメンバーがいますね。 ニコ え? 軍隊のサッカーチームなんですか? 龍人さん 正確には、タイ陸軍が経営している、といったほうがいいのかな。練習や試合をするピッチも、ディンデーン地区にあるタイ陸軍訓練施設のなかにあるんですよ。 ニコ ええ? なんだかすごい環境で仕事をしてるんですね… 龍人さん たまに、となりの敷地から射撃訓練の銃声が聞こえたりすると、さすがにびっくりするよね(笑) ニコ あわわ…(汗) 龍人さん 軍隊のチームだからといって、仕事がとっても厳しいかというと、そういうわけでもないんです。むしろ、タイらしく自由なところもあって。それに、やっぱり陸軍関係者が運営しているので、民間企業のような利益と効率を追求したチームの運営体制が確立しているわけじゃないんです。そういった部分でも、自分の能力や経験が活かせるんじゃないかな、と感じています。 ニコ じゃ、選手の身体をケアする以外の仕事もあるんですか? 龍人さん 外国人として仕事をさせてもらっているので、僕にしかできないポジションでチームに貢献したいと思っています。チームのマネージャーやスタッフはあまり英語が得意じゃないんですね。しかし、チームには僕をふくめ、ブラジル人、スロバキア人などの外国人選手がすくなからず在籍しています。そういった選手たちと、チーム運営スタッフとの間に立って、かんたんなタイ語と英語の通訳をすることもあります。身体の調子が良いだけではダメで、きちんとチームでコミュニケーションを維持しないと、選手として結果を残すことは難しいですからね。 ニコ ふわー、なるほど。龍人さんも、やっぱりサッカーをやっていたんですか? 龍人さん もちろんです! 幼稚園の頃からサッカーをやっていて、高校生の頃は、やっぱりプロの選手になりたいと思っていました。でも、あるときに「プロスポーツの世界には、トレーナーという仕事もある」ということを聞いたんですね。僕の母は、看護師の仕事をしていたので、医療方面の仕事には子どもの頃から興味を持っていました。もしかしたら、サッカーの選手にはなれなくても、トレーナーとしてサッカーを仕事にできるかも、と思ったんです。 ニコ じゃ、高校を卒業してすぐこの仕事を見つけたんですか? 龍人さん いえ、さすがに何の経験もなかったから、自分にしかできないことを身に付けたいと思ったんです。そこで、鍼灸の専門学校に行きました。 ニコ 鍼灸? それってなんですか? 龍人さん いわゆる「鍼(はり)治療」のことですね。トレーナーとしてプロ選手をみるためには、身体のことは勉強しておかないといけないだろうと思ったんです。それに、サッカーのトレーナーで鍼灸の国家資格を持っているって聞いたら、ちょっとすごい感じがしませんか?(笑) ニコ うん、すごいです! 龍人さん タイでは、ほかのサッカー先進国ほどには、トレーナーという職業の評価がまだまだ高くないんですね。また選手にとっても、ケガの予防やリハビリトレーニングなどに対する意識が低いんです。そういう環境の中で実績を残していくためには、コミュニケーションをとにかく絶やさず、すこしずつ周りの意識を変えていく努力をつづけることが、何よりも大切なんだと思います。   「アラジン」の魔法のことば :学習空間NOAHのアラジンこと安藤理智先生に聞いてみたよ! スポーツが好きな人は「プロスポーツ選手になりたい」と思ったことが一度ぐらいはあるでしょう。しかし、実際のプロスポーツは選手だけで成り立っているわけではありません。監督やコーチ、チームスタッフをはじめ、多くの人たちが関わっています。そうやって考えると「スポーツに関わる仕事」はたくさんあります。将来、自分の好きなスポーツに関われると楽しいですね。(安藤 理智) ◆企画協力: 学習空間ノア

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【夢をおいかける大人インタビュー!】今月の夢を追いかけるオトナは? 花まるラボ代表 川島 慶さん(32)

川島さんの仕事「学習塾の講師」&「ベンチャー企業の設立者」 川島 慶さん(32)株式会社花まるラボ代表取締役。栄光学園中学校・高等学校卒業。東京大学工学部卒業、同大学院工学系研究科修了。2014年、教材開発に特化した組織として株式会社花まるラボを設立、東京大学非常勤講師をつとめる。算数オリンピック、「世界算数」の問題作成・解説担当。 聞き手:ニコ 楽しみながら自信を培うことのできるデジタル教材? 川島さんは、東京大学を卒業後、「花まる学習会」を経営する株式会社こうゆうに入社し、学習塾の講師をつとめます。社内で経験を積んだのち、こうゆうから出資をうけ、「花まるラボ」という会社を設立しました。そして、「学ぶことに自信がない子どもたちにも、楽しみながら取り組んでほしい!」という思いから、「Think!Think!」というデジタル教材を開発したのです。楽しみながら自信を培うことのできるデジタル教材って、どんなものでしょうか? 川島さんのお話を聞いてみましょう。 インタビュー日時:2017年5月某日 ニコ 川島 慶さんは、「Think!Think!」というアプリを開発して、学習塾で授業をしているんですよね? どんなアプリなのか、教えてください! 慶さん Think!Think! は、iPadなどのタブレットやスマートフォンを使って勉強するアプリです。なかには4000題以上の問題が入っていて、いまは無料でだれでもダウンロードできます。 ニコ 無料なんですか? じゃ、ぼくでも使えるの? すごい! 慶さん このアプリを作ろうと思ったきっかけは、やる気のある子だけではなくて、「あまり勉強が好きじゃない」「考えることが得意じゃない」と思っている子にも、楽しみながら学んでほしいと思ったからです。最初は1600円で有料ダウンロードにしていました。ですが、経済的にめぐまれている子も、そうでない子も、世界中の子ども達に使ってほしいと思ったので、無料でダウンロードできるようにしました。 ニコ へー、すごい! いま、どれくらいの人が使っているんですか? 慶さん 2017年2月から無料化したのですが、それから2ヶ月ちょっとで、5万人の人にダウンロードしてもらっています。 ニコ 5万人!? たくさんの子ども達が使っているんだね! 慶さん Think!Think!を使うと、勉強しているという感覚はほとんどありません。先日、フィリピンの子ども達に体験してもらった時も、「さあ、やってみよう!」というだけで、みんな自由に学び始めるんです。そして、なんとかして問題が解けると「やったー!」とみんな喜んで、すぐに次の問題に挑戦する。ふつうの教科書で勉強しているのとは、ぜんぜん違います。 ニコ このアプリは、慶さんひとりで作ったんですか? 慶さん もちろん会社のチーム全員で作りました。私はこのアプリを作るために「花まるラボ」という会社を設立しました。いまは、12人の正社員と、50人のアルバイトでThink!Think!を作って運営しています。50人のアルバイトのうち、半分は問題作成チーム、あとの半分はプログラム開発チームです。アルバイトのほとんどは東大生で、このアプリの問題は東大生が作る良問だというのが強みのひとつです。 ニコ うわー、すごい! 慶さんは、子どもの頃からこの仕事をしたいと思ってたんですか? 慶さん じつは全く考えたこともありませんでした。小学生のころは、サッカー選手になりたかったのですが、小5くらいのときに、自分よりもはるかに上手な人をみて、うすうす、自分には他の道があるのかもなあと思っていました。同じ小学校の先輩に憧れて、中学受験することを自分で決め、親に頼みました。私立の中学に入ってもサッカーを続けていましたが、プロになるような人との力の差を更に感じました。中学受験という勉強の道を、自ら選んだわけですし、であるならば、東大を目指そうか、と考えるようになりました。 ニコ 何を学びたいから、というのではなく、東大に入ること自体が目的だったんですね。 慶さん そう言われればそうかもしれません。大学に入ったころには、テレビ局で働きたいと思っていました。理由は、「テレビ局に入ったら、女の子にモテるだろう」という、不純な動機です(笑) でも、フジテレビでインターンをしていたとき、ドラマの企画アイディアを出さなきゃいけなかったんですが、これだという面白いアイディアが浮かばなかった。他に活躍できる仕事があるかもしれないと思っていた頃、アルバイトをしていた花まる学習会で、代表の高濱の手伝いをしていました。すると、子ども達を伸ばすにはどうしたらいいか、というアイディアはポンポン出てくる。あ、自分は教育業界に貢献できるのではないか、とその時に気づきました。 ニコ へー。それで学習塾の先生になったんですね。 慶さん でも、ご縁あって児童養護施設に通う子どもや、アジアの国々の子どもたちに学習支援を行ううちに、花まる学習会に通えない子にも、良い教育を届けたいと思うようになりました。そこで、代表の高濱に、ITを使った教材開発を提案したのが始まりでした。 ニコ うわー。学習塾の先生になってからも、新しいことに挑戦したんだ! 慶さん いまの目標は、2020年までに1000万ダウンロードを達成することです。その90%は海外の子ども達に使ってほしいと思っています。今の子どもたちにとってのYoutubeのような、身近な存在のアプリを目指しています。 川島さんが作ったアプリ「Think! Think!」ってどんな教材? 子どもが持つ「学ぶ力」のベースには、「物事の背景や本質を想像し、解決策を見出だす力」があります。川島さんは、それを「思考センス」と呼んでいます。Think!Think!は、その思考センスを鍛える学習教材として設計されました。 いちばん大切にしたのは、「楽しく遊ぶように学ぶ」こと。思考センスを簡単にいうと、「頭のなかで立体などの物事を自由自在にイメージできる力」です。 東大卒の問題作成チームが考え抜いた5000を超える問題は、1日10分でも効果を発揮。一人ひとりのレベルにあった問題に、いつでもどこでも、短時間で集中して取り組むことができる、タブレット・スマホ用教材アプリです。 Google Play Awards 2017のBest App for Kids部門でファイナリストに選ばれたアプリ「Think! Think!」 Think!Think!公式サイトはこちら https://think2app.hanamarulab.com/ Think!Think!のダウンロードはこちら iOSの方:https://goo.gl/6Gg3nm Androidの方:https://goo.gl/LhUQWT 「アラジン」の魔法のことば :学習空間NOAHのアラジンこと安藤理智先生に聞いてみたよ! 好きなことを仕事にするよりも、自分の得意なことで、自分が求められている分野で仕事をする。これが仕事を考える上でとても大切なことです。そのためには、大人になるまでの間に、いろいろな知識を学び、経験を重ねることが必要です。仕事とは何かを作り出す「生産」という行動です。子どものうちは、何かを使う「消費」しかしていませんね。でも、誰かのために何かをしてあげた時、それは「生産」の第一歩をふみ出したことになります。(安藤 理智) […]

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【海外の子育てを知りたい!】タイの子育てママをインタビュー|プローイさん(タイ人・CA・シングルマザー)

プローイ=プローイパン・タウィーラット พลอย พลอยพรรณ ทวีรัตน์ ABAC コミュニーケーションアート学部卒業。2008年にアルバム「POLLY」で歌手デビュー。その後、2010年にタイ航空のCAに。2013年に、歌手・俳優のピーター(ピーターコップ・ダイレンダル)と結婚。2015年に離婚、シングルマザーに。現在もCAとして乗務する傍ら、自身のビジネスも展開。子どもは男児がふたり、2歳と10ヶ月。 ส่วนน้องคนนี้เอ๊ะอ๊ะเป็นซบเป็นคิสชนเหม่งหรือโผกอดตลอด #ขี้อ้อนอะไรจะขนาดนั้นลูก #ตื่นมากลางดึกยังตะกายขึ้นมานอนบนหน้าอกอีก #เป็นแบบนี้ไปนานๆนะแจ๊ะ #มุ้งมิ้งใจมั้มหมีฝุดๆ #ถึงไม่หล่อแต่เร้าใจนะคนนี้ #555 #pumacorp A photo posted by Ployphan Taveerat (@purploy) on Apr 26, 2016 at 10:54am PDT 子どもの将来を考えて、仏教系の学校へ? プローイさんの考える人格教育とは 第一子は、生後6ヶ月くらいまでは母乳だけで育てたというプローイさん。現在は粉ミルクも使っているが、銘柄は明治か森永のものだけ。日本で直接購入したものを持ち帰って使っているという、こだわり派。 「日本製品は、やっぱり使っていて安心ですよ。だいじな我が子には、やはり信頼できるものを与えたいじゃないですか。仕事柄、日本に行くことも多いので、ミルクは向こうで買ってきます。いろいろこだわって探していたら、いつのまにか日本製の中古品ショップを始めちゃったくらいです(笑)」 現役のキャビンアテンダントとして、タイ航空(TG)に勤務するかたわら、自分のオリジナルブランドを立ち上げて、ケーキやピザ、ベビーオイル、コラーゲン飲料などを販売するビジネスも手がける。 また、男の子ふたりを育てるシングルマザーでもあるプローイさん。元夫は、タイ人なら知らぬ人はいないという、有名俳優のピーターさん。 「元夫との結婚生活は、二人目の出産のときにはすでに終わっていました。いまは、子育てに関しては両親に手伝ってもらいながら、基本的にすべて自分でみています。フライトになれば家を空けなければいけませんが、比較的時間の自由になる仕事なので、子どもともゆっくりコミュニケーションが取れているかな、と思いますね」 子どもの将来について話がおよぶと、すこし真剣な面持ちになった。 「そろそろ幼稚園や学校のことを考えなければならない時期に来ていますね。いま、幼稚園と小学校選びでいろいろ考えてはいるんですが、小学校に関しては、しつけの厳しい仏教系の学校に行かせようかと思っています。やっぱり、女の子を泣かせない、誠実な男の子に育って欲しい、という思いがあるからですかね(笑)」 結婚当初、タイのメディアで注目されたプローイさんとピーターさん。美男美女カップル! http://news.sanook.com/1204222/ 超有名俳優との結婚、第一子出産、そして離婚。子育てをどうマネージメントしていくか 妊娠中毒症の診断から、帝王切開で生まれた長男。当時は夫婦仲も順調で、元夫のピーターさんも素直によろこんでいたという。しかし、その幸せは、ながく続かなかった。 「はじめての出産で、なにをどうしたらいいのか、わからないことだらけでした。とくに、第一子の妊娠は、つわりがひどくて… 妊娠がわかったのも、おさえきれない吐き気と頭痛で、なにか深刻な病気になったのかと病院に行ったからなんです。食べても良いもの、食べてはいけないもの、そういうことにも特に気をつかいましたね。自分のためというより、お腹のなかの子どものため、という気持ちが強かったかな」 元歌手でもあり、有名俳優との離婚劇で、マスコミにとりあげられる機会もおおかったプローイさん。シングルマザーと呼ばれることに関しては、どう感じているのか。 「育児に関しては、両親や友人、ベビーシッターのサポートもあって、自分の目の届く範囲でしっかりと子どもを見れていると思います。世間的にいえば、片親でかわいそうという声もあるかもしれないけれど、息子たちに関しては、そんな心配はしていませんね。わたしの両親だけでなく、まわりにいる大人たちから、抱えきれないくらいの愛情をそそいでもらっていますから。父親の存在が希薄でも、あまりさびしさは感じてないんじゃないかな」 20年後の家族。子どもたちと、そして自分自身の未来はどう見えている? 家族の将来像がしりたくて、『20年後は、それぞれどんなことをしていると思うか?』という質問をしてみた。 「子どもたちは、海外の大学で勉強しているはずです。これはもう、かなり具体的に以前から考えていることで。小学校から仏教系の学校に行かせようとは思っているんですが、5年生からはインターナショナルスクールに転入させたいんです。そこで高校まで出たら、そのあとは海外の大学に入学、というルート」 長男は、父親に似てミュージシャンやアーティスト向き。次男はビジネスマン向きだと分析するプローイさん。 「いろんな経験を積んで、自分の得意な分野で活躍してもらいたいですね。その頃には、わたしの子育ての役割も一段落しているから、たぶん出家して尼さんとしてお寺にでも入っているんじゃないかなぁ」 プローイさんは、こんなビジネスを展開しています。 Baby Panther ベビーバス・ボディーオイル @purploy : นอกจากยากันยุงอันลือเลื่องของ […]

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【海外の子育てを知りたい!】タイの子育てママをインタビュー|アイダさん(タイ人・モデル・シングルマザー)

IDA(アイダ=シリウット) 1988年ナコーンラーチャシーマー生まれ。雑誌やミュージックビデオに多数出演。女優やモデルとして活躍し、タイのティーンに絶大な人気を誇る。現在は、ビジネスと3歳の娘の育児をこなすシングルマザー。 Wikipedia – ไอรดา ศิริวุฒิ 【2016年4月 041号掲載】 「両親がそうしてくれたように、わたしも娘に対して、友達のようになんでも話すことにしています」 人気ロックバンド所属アーティストとの「できちゃった婚」や夫の浮気による「離婚」が、雑誌や新聞、ソーシャルメディアなどで賛否両論を巻き起こす。どこの国にもありそうなゴシップ。おおげさに、社会の規範を声高に叫ぶように、スキャンダラスな部分にフォーカスされがちがだ、ことの本質は、人として、親として、真剣に今を生きた結果なのだと思う。 女優やモデルとして活躍し、自分で興したビジネスと、3歳の娘の育児とふたつの大きな仕事をこなすシングルマザー、アイダさん(27)。 「シングルマザーになってもやってこれたのは、家族の支えがあったから」と語る。 妊娠をきっかけに知った、自分の病気 ティーン向けファッション誌の表紙を飾り、人気ロックバンドのミュージックビデオにも出演。タイのティーンなら誰でも知っているというアイダさん。彼女が妊娠を告知された際、かかりつけの医師からは、出産を諦めることを勧められたという。 「妊娠して初めて知ったんですよ。わたし、実は特殊な病気だったみたいなんです。それまで、日常生活にほとんど支障なく生活してきたので気付かなかったんですが、『サラセミア(地中海性貧血)』と『甲状腺機能亢進症』という病気で。『この病気が原因で、通常よりも危険な出産になる可能性があります』ってドクターに言われた時は、正直、すぐには理解ができませんでしたね」 生まれてくる子どもにだけでなく、母体にも危険があるという説明を聞いてもなお、アイダさんは産むことだけを考えた。 「中絶は、考えられなかったです。子どもができたことが、純粋に嬉しかったから。どうしても産みたいと思ったんです。だから、ドクターに相談しました。さいわいにも『では、食事療法などで最大限の努力をしていきましょう』って言ってもらえて」 タイの一般家庭や医師によっては、つよく中絶を勧められてもおかしくないケースだと言う。運良く、理解のあるドクターに出会えたことだけでなく、家族の理解も大きかった。 雑誌の表紙を飾るアイダさん。タイの若者が憧れるファッションリーダーだ。 出産を決意、それをささえた家族のサポート 日本では、すでに珍しい話ではない「できちゃった婚」。しかし、いまだタイの社会においては立派な「反道徳的」行為だ。タイの古い世代の人たちにとって、婚前交渉や同棲といった行為は、とてもじゃないが許されるものではないという。 しかし、アイダさんの家族はすこし違った。結婚しているかどうかの前に、純粋に「孫」ができたことを喜ぶご両親を、アイダさんは誇りに思っているという。 「妊娠がわかったとき、まずは母に電話をしました。ちょうど日本へ旅行に行っているタイミングだったので、タイから国際電話をかけたんです。遠いところから、とても喜んだ声で『おめでとう!』って言ってくれて。まだ結婚もしていなかったので、怒られてもおかしくないことなんですけど。でも、子どもの頃から、両親とは隠しごとなく、おたがいになんでも話してきたんです。だから、大丈夫だと思ってました」 そんなアイダさんでも、さすがに父親には直接言えなかったそうだ。 「仲が良すぎたんですよ。わたしから直接言ったら、父が傷ついちゃんじゃないかと怖くなって。だから、恋人のエミーと相談して、彼から正式にあいさつに行く、ということにしました。わたしが、大学を卒業してすぐ、24歳のころでした」 両親にとっては、初孫でもある娘、ララベルちゃんが生まれてから約1年後。アイダさんは、エミーさんと離婚。理由は、エミーさんの浮気だったという。 「ある日、寝室に知らない女性ものの下着が落ちていて。それをきっかけに、別れることにしました。ララベルが1歳ちょっとのころ。そのあとも、週1のペースで、彼はララベルに会いに来ます。家族としては、関係は良好って言っていいんじゃないかな」 モデル業以外にも、オリジナルのファッションブランドとアクセサリーブランドを立ち上げたアイダさん。両親や、お手伝いさんにサポートをしてもらいながら、仕事を続けている。 ララベルちゃんとアイダさん。親子だけれど、友達のようになんでも話す関係。 娘の教育と、家族の未来 子どもの健康については、出産前からずいぶんと考えたというアイダさん。生まれた直後は、母体からの遺伝でララベルちゃんにも「甲状腺機能亢進症」の症状が見られた。 「妊娠中から、ほぼ間違いなく発症するだろうって、ドクターには言われてました。でも、なんとかなるはずだ、と信じてました。ふたりとも無事に出産を乗り越えて、いまでは元気な3歳児と、その元気に振り回される母親になっています(笑)ララベルは、まるで男の子みたいに活発なので、毎日たいへんですね。でも、あらためて元気に育ってくれてよかったなと思います」 そろそろ、学校についても考え始めているという。 「ララベルのパパは、都心の有名私立に入れたかったみたいなんですが、わたしは郊外に家を買ったので、その近くで学校を探したいなと思っています。彼と話し合って、近くのインターナショナルスクールに入れることに落ち着きそう。娘の将来をかんがえたら、やはり英語だけはしっかりやっておきたいですし、やっぱり彼の子どもだなと思うのは、とても歌が好きなんですよね。そういった芸術面もしっかり伸ばせる環境がいいかなと思って、まずはサマースクールから始めてみようかと話してます」 別れた夫とのこと、仕事のこと、娘の将来に関すること。アイダさんは、すべてララベルちゃんに話をしているそうだ。 「わたしは、両親にこうやって育てられたんです。ふつうの親子では話さないかもしれないことも、隠さず話をしてきました。だから、わたしも、娘に対しては包み隠さずなんでも話すようにしています。彼とのことも、だから娘はぜんぶ理解してるみたいですね。メディアに出る仕事をすることで、娘にはストレスをかけてしまったこともありますが、わたしの両親も愛情をもって接してくれるので、ララベルは元気に育っているなと思います」 仕事場に、ララベルちゃんを連れて行くこともあったそうだが、最近はララベルちゃんが自らの意思でお留守番をすることも。 アイダさんがデザイン・販売するオリジナルブランド Dear Boy Letter(衣服) FB www.facebook.com/dearboyletter/   MS AND MRS From Head to Toe.(アクセサリー) FB www.facebook.com/msandmrsfromheadtotoe/ 写真・構成/ニコラボ編集部

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