【夢をおいかける大人インタビュー!】プロゴルファー 青山 桃子さん(25)

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青山 桃子さんの仕事
プロゴルファー
Professional golfer

青山 桃子あおやま ももこさん 1992年生まれ、バンコク出身。日本人の父とタイ人の母をもつ。バンコク幼稚園、泰日協会学校(バンコク日本人学校)、聖和学園高等学校を卒業し、オーストラリアのプロゴルファー養成スクール「DIOS SPORTS ACADEMY」を経てプロプレーヤーの道へ。2017年5月、THAI LPGA (THAILAND LADIES PROFESSIONAL GOLF ASSOCIATION) プロライセンスを取得。

聞き手:ニコ

「プロゴルファー」って、どんな仕事?

ゴルファーっていうのは、ゴルフをする人のこと。ゴルフは、手に持ったクラブで小さなボールを打つスポーツだよね。働くお父さんはゴルフが好きな人がおおいから、子ども達もみんなたぶん知っているよね。じゃ、プロってつくのはどういうことだろう? プロは「プロフェッショナル」の略。ゴルフを仕事にしてお金をもらっている人が、プロフェッショナルって呼ばれるんだって。

インタビュー日時:2017年10月某日
場所:バンコク・学習空間NOAH

ニコ ももこさん、こんにちは! 今日はプロゴルファーの仕事について教えてください!

ももこさん はい、よろしくお願いします!

ニコ 今日は、学習空間NOAHの安藤先生も一緒にお話ししてくださるんですよね。先生、よろしくお願いします!

安藤先生 よろしくお願いします。ももこさんは、学習空間NOAHの卒業生でもあるので、わたしもももこさんのお話をたのしみにしてきました。

ニコ ももこさんは、いまゴルフを仕事にしているって聞いたんですけど、いつからですか?

ももこさん プロの資格が取れたのは、今年の5月です。まだプロプレーヤーとしては、ホヤホヤの新人ですね。

ニコ ゴルフって、仕事にするのに「資格」がいるんですか?

ももこさん はい、そうですね。ゴルフの世界では、プロフェッショナルとして仕事をする人は、一般的には資格をもっている人のことを言います。ゴルフの「プロ」といっても、いろいろな種類のプロがいるんですが、一番わかりやすいのはプロ・プレーヤーですね。大会に出場し、良い成績を残して、賞金をもらう。その賞金が、仕事としての収入のひとつになります。そして、その大会に出るために、資格が必要なんですね。

ニコ へー! そうなんですか。じゃぁ、すごくゴルフが上手な人でも、その資格がないと大会には出れないんですね。

ももこさん 原則的にはそういうことになりますね。だから、「プロゴルファーになりたい」という人は、まずこの資格を取るためにゴルフの練習をします。わたしの場合は、THAI LPGAという団体が発行するプロ資格を取得しています。その資格をとるために、まずはオースオラリアのゴルフスクールで、技術やマナーを学びました。

ニコ ももこさんがゴルフのプロになりたいって思ったのは、何かきっかけがあったんですか?

ももこさん 小さい頃からスポーツは好きだったんです。父が少年野球の監督をやっていたので、小中学校は野球とソフトボールをやっていました。高校進学も、ソフトボールの強い学校という理由で、仙台の学校に進学したんです。3年連続インターハイに出ることができて、宮城県代表チームで国体にも出場しました。

安藤先生 ももこさんは、目的をもって高校選びをして、自分のやりたいソフトボールに打ち込んだんですね。でも、彼女は勉強も疎かにせず、成績も校内トップだったって聞きましたよ。

ニコ えぇ!? すごいですね!!

ももこさん 学校の先生からは、早稲田大学への進学も勧められていたんですが… できれば好きなスポーツを職業にしたい、という強い想いがあったんです。次の進路を決められずにいたとき、たまたま里帰りしていたタイで出会ったのが「ゴルフ」でした。誘われてやってみたら、すごくハマりました。高校生の終わり頃ですね。

 ニコ ということは、それまでやったことなかったスポーツで、プロを目指したってことですか?

ももこさん そうですね。きちんとゴルフを始めたのは19歳ごろでしたが、プロゴルフの世界では、かなり遅いスタートです。でも、小さいころからスポーツをやってきた経歴があったから、自信はありました。「ぜったいプロになれる」って思って、プロテストの準備をしました。

ニコ プロになるって決めた時、家族や、まわりの人たちは、どんな反応だったんですか?

ももこさん 打っても打っても、なかなか成績が出なかったり、プロテストで結果が合格ラインに届かないことが続いた時は、厳しい言葉をかけられることも多かったですね。「プロは無理なんじゃないか」とか「つづけても意味がないから、ほかに仕事を探した方がいいよ」って、アドバイスをくれる人もいて。みなさん親切で言ってくださっていると思うんですけど 笑

ニコ ひえー。がんばっているのに、つらいですね。

ももこさん とくに父は熱血指導者なので、四六時中、厳しい言葉をかけられました。家出するくらいケンカしたこともありましたね 笑

安藤先生 それでも諦めずに、最後には「プロライセンス取得」という結果を出したことが、やっぱり素晴らしいですよね。

ニコ この下の写真は、家族写真ですよね。左側に写っているのがお父さん? たしかに怒ったら怖そうな雰囲気…

ももこさん 熱血で厳しい父ですが、だから自分は鍛えられたっていうところもあるかもしれません。父からは「お前は家族のなかで一番オレに似ているな」って 笑 自分でも、性格や負けず嫌いなところは父譲りだと思います。

 ニコ なんだかとっても厳しい世界みたいだけど、それでも挑戦しつづけるってことは、スポーツの世界で仕事をしていくのがそれだけ魅力的ってことなのかなぁ。

安藤先生 ゴルフというスポーツは、世界中でたのしまれています。産業としても、いちばんマーケットの大きいスポーツのひとつと言っていいんじゃないでしょうか。自分がプレイするだけじゃなく、観ることも、プレーヤーや関係者を支援することも含めると、世界が舞台になるスポーツです。とくに、これだけ「プロ」が身近にいるスポーツって、なかなか他にないんですよね。それも魅力のひとつだと思います。

ももこさん スポーツとしてのゴルフって、他の種目にはない魅力がたくさんあるんです。たとえば、体の大きさに関係なく、マネジメント力がすべての結果を左右する部分とか。それから年齢・体力に関係なく対等にプレイすることができること。なにより、ゴルフって誰でも成績に波があるので、ずっと腕を磨きつづけなければならないのが、みんながハマってしまう魅力なんだと思いますよ!

「アラジン」の魔法のことば :学習空間NOAHのアラジンこと安藤理智先生に聞いてみたよ!

プロだからといっていつも結果を出し続けられるわけではないのがプロスポーツの世界。周りに何と言われようとも自分を信じ、自分と向き合い、挑戦し続ける青山さんの姿は、まさにプロフェッショナル。心技体が全て揃って初めてその世界に入ることを許されるのです。プロを目指すならば「あきらめない」「自分を信じる」「努力を続ける」ことは何より大切ですね。

(安藤 理智)


◆企画協力: 学習空間NOAH