SAWANは 2015年から 虹の学校を訪問しています。
日本やタイ国内の支援を多く受けている虹の学校ですが、「SAWAN式支援」として モノの支援ではなく、心の支援・夢の支援を続けてきています。
具体的には、2015年〜2018年にかけて計5回SAWANキャンプとして訪問、2018年からは逆にSAWANキャンプに毎回2人の虹の子を招待、2018・2019年の虹の学校バンコク遠征の期間に、SAWANファミリーでホームステイを受け入れています。
日本の子ども達と共同生活をし、日本の文化や習慣を学び、世界について想いをめぐらせ、一緒に夢を語り、夢を持つことの大切さを知り、「自分の未来は自分で切り開く!♪」を楽しく実践して欲しいと思っています。
11月末から4日間、虹の学校の子ども達が、2度目のバンコク遠征にやってきました!
虹の学校を率いる 日本人の校長先生「とこ校長」が、以前は 劇団サザン天都の劇団員だったこともあり、観劇に招待されたことがきっかけ。今回のバンコク遠征の内容は盛りだくさん!
サザン天都の定期公演の観劇・子ども達の個々の才能を伸ばすための体験学習プログラムを多数アレンジ(ボイストレーニング・リトミック・ヨガ・陶芸・モデル体験)、社会科見学(NHKバンコク支局訪問)、自然素材を使ったものづくりワークショップの開催。そして、子ども達の宿泊は、SAWAN家庭でのホームステイ!
今回のバンコク遠征は、本当に予定ぎっちり!充実の内容だったよね!
そうなんだ!子ども達の未来を切り開くことを願う たくさんの日本人たちが 想いを寄せて、それぞれのカタチで力を注いだことによって、実現したんだよ。
やっぱり夢を応援するのが、SAWAN式だね♫
うん!SAWANファミリーは、6家庭で12人の子ども達をホームステイで受け入れて 一緒の時間を過ごし、ものづくりワークショップのお手伝いをしたよ。
日本人家庭で過ごす時間は、彼らにとってインパクトが あっただろうなあ。
虹の学校のこと、今までのSAWANの支援、今回のホームステイの様子を、まとめたよ♫
<第1章>虹の学校について
『虹の学校』
バンコクから車で8時間、サンカブリという町に、日本の高知県にあるNPO法人虹の種によって設立された児童養護施設兼学校。日本人の校長先生「とこ先生」に率いられる虹の学校の子供たちは、孤児や貧困や無国籍などの不遇な環境で育ちましたが、今では先生たちに手厚く、暖かく育てられています。国籍がないと許可なしでは町からでられなかったり、進学はもちろん医療面や就職、結婚などで不利があります。ですが、虹の学校で初等教育を終え、中高大学と修了すれば、国籍を得られる可能性が高まります。現在、約40人の子どもに対し、7人の大人のスタッフが一緒に生活をし、学習や生活指導にあたっています。運営の大半は日本からの寄付により成り立っています。虹の学校ではひとつの家族といえるような強いつながりを持ち、また周辺のコミュニティと良好な関係を築きながら生活を営んでいます。
『なぜ国籍がないのか』
虹の学校は、タイとミャンマーの国境近くに位置しています。この地域の少数民族の人たちは、そもそも国家に属しているという意識がなく、国境など認識せずに暮らしてきました。戸籍の概念もなく、子供ができても出生届を出すことも知らない人が多いため、無国籍の子供がたくさんいるのです。国籍がないと医療面や就職、結婚に不利があります。さらに親が仕事が見つかならなかったり、麻薬中毒になったり、夜逃げしたり、様々な理由で、我が子を養育できない状況が多く発生します。
虹の学校にいる子供たちは、国籍もなく、養育できる親がいない子供たちが集まっています。
<第2章>SAWANの今までの支援・訪問
① SAWANキャンプ地として訪問
2015年5月・12月
2016年12月
2017年5月・12月 と計5回訪問。
SAWANの子ども達と虹の学校の子ども達とみんなで一緒に夢マップを描き、自身の夢について全員発表しました。そして全身を使ってスポーツをし、川遊びもしました。
お互いに少しずつ互いの文化や習慣を理解し、世界に想いを巡らせるきっかけとなります。
虹の学校の子ども達の語る夢が、どんどん変わっていきます。
最初は、「軍人」か「先生」しかありませんでした。
今では、ダンサー、リゾート経営、日本留学、社長、、など多岐にわたります。
② 2018年12月 初めてのバンコク遠征でホームステイ受け入れ
③ 2018年より、SAWANキャンプに毎回2名 招待
<第3章>今回の充実のホームステイ!ワークショップ!
① 12名の子ども達を、6家庭にて受け入れました。
② 虹の学校のことを多くの人に知ってもらうため、また夢を叶える活動費を得るために開催したワークショップも大盛況でした。SAWANファミリーも多数参加しました。
2度目のバンコク遠征となった2019年。
今回も煩雑な申請手続きを経て、バンコク行きが実現しました!
(国籍がない子ども達が、バンコクへ来るには毎回政府の許可が必要です)
2年続けて選ばれて来た子もいます。昨年は選ばれたけれど今年は選ばれなかった子もいます。
全員を連れてくることは無理なので、選抜メンバーです。
虹の学校の子ども達にとって、バンコク遠征のメンバーに選ばれること、SAWANキャンプ参加メンバーに選ばれることは、日々の生活をがんばる大きなモチベーションになっているとのことです。
これからもSAWANは、「SAWAN式支援」として モノの支援ではなく、心の支援・夢の支援を続けていきます。
SAWANが関わるようになって、もう直ぐ5年になるけど、虹の学校はどんどん進化しているよね。
うん!子ども達がますます生き生きしているのが分かるよね。そしてSAWANっ子にとっても、虹の学校との交流は大きな刺激になっているよ。
虹の学校の子たちに負けないように頑張ろう!世界に貢献できる人間になりたい!って、自分の夢・自分の未来へのモチベーションが高まる子が続出なんだ。
これからも、共に飛躍していきたいね!
バンコク・シラチャに住む日本人の子供達が現地活動を通じ
「世界の中の日本」「アジアの中での日本の役割」「夢を持つこと掴むこと」を学んでいます。
毎回号外!と題し、様々な『SAWANの今』をニコラボで発信!