【 じょさんしカフェ online】vol.4 『授乳が終わる時って、どんな感じで終わるの? 』

 

今の時代、授乳をしている姿を自分が出産するまで見たことない方がほとんどですよね。

そうなると、いつどんな風に子供たちはおっぱい離れをしていくのかもなかなか想像がつかないことが多いですよね。こどもが10人いれば、10人ともみんな違う授乳ストーリを持っているので、一概には言えませんが、なんとなくの目安をお伝えしていきます。


まず、おっぱいを離れるときには、大きく分けて2通りあります。
①赤ちゃんから自然といらなくなる「卒乳」
②ママと赤ちゃんで計画を立てて日にちを決めてやめる「断乳」

今は断乳も「卒乳」と言われることもありますが、わかりやすくするために、今回は「断乳」という言葉を使います。


①の赤ちゃんが自然といらなくなる「卒乳」のひとつの例は、赤ちゃんがおっぱいを飲む回数が自然に段々と減っていきます。

徐々に、一日に3回が2回になり、気づいたら1回になり、気づいたら飲まない日も出てきて。気づけば飲まない日が連続で出てきて、あれ?もうおしまいなのかな?という感じです。

こんな子もいれば、ある日を境にいきなり飲まなくなる子もいます。

いずれにせよ、赤ちゃん側から自然といらなくなるパターンを「卒乳」といいます。これが、1歳未満の子もいれば、2歳や3歳、4歳の子もいます。

そして、②の「断乳」ですが、これは、やめるのをこの日!と決め、その日に向けて計画的に飲ませる回数を減らしていくことです。

「断乳」をする理由は様々ですが、例えばママが職場に復帰するから継続していくのがきつい、あまりの頻回授乳につかれてきた、きょうだいができて上の子にはやめてほしい、赤ちゃんの身体的な理由でやめなくてはいけない。など様々です。

場合によっては、計画的にこの日!と決めることができず、突然やめなくてはいけない場合もあるかもしれません。


今後、ご自身の赤ちゃんがどんな授乳ストーリーを作っていくのかは、誰もわからないです。1歳未満で終わるかもしれないし、4,5歳まで飲み続けるかもしれないです。
その時々で、ママと赤ちゃんにとって一番ハッピーな授乳生活が送れるよう、助産師はサポートします!

もし、どうしたらいい?何がいいの?などと迷ったり悩んだりすることがあれば、いつでもご連絡くださいね☆

 

 

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筆者

杉浦加菜子(Kanako Sugiura)

・日本の助産師・看護師・保健師
・2児の母
・じょさんしカフェonline 代表
・出張専門あおぞら助産院 院長
・日本助産師会 会員
 
愛知県出身。幼少期にアメリカミシガン州に住む。帰国後、看護学生時代に出産のビデオを観て助産師になると決意。助産師として東京都内の周産期病院とクリニックの産科とNICUに勤務。長女9ヵ月の頃、夫の転勤のためオランダ在住。在蘭中、日本人ママ向けにマタニティヨガや、ベビーマッサージ、子育て相談を開催。次女をオランダで自宅出産後、夫の会社の都合でわずか産後3週間で日本に帰国する。帰国後、自身の海外での妊娠、出産、子育ての経験から「世界中どこにいても安心して自分らしく生き、子育てできる環境を作りたい!」と思い続け、2019年1月に「じょさんしカフェonline」を立ち上げる。
現在、世界中に住む日本人ママの、妊娠・出産・子育てに関する相談やお話の場、子育ての学びができる場になっています。