【月刊 SAWAN】「核家族での 海外での子育て。そこにSAWANがあって良かった。」

タイ在住20年超のSさん家族。3人の子どもたちは全員タイ育ち♫

長女ちゃん21歳と長男くん19歳は、今は日本で生活しています。
末っ子次男くんも、来年高校受験です。

妊娠・出産・乳幼児育児・小中学校(日本人学校)から受験まで、すべてタイで乗り越えました。

ニコ

僕たちもバンコク生まれだけど、3人の子育て、ぜ〜んぶタイなんだ!すごいなあ。なんだか想像もつかないよ。

ポアン

20年前のバンコクなんて、今とはずいぶん違うだろうし、きっと いっぱい苦労もあったよねえ。

Sさんが、子どもたちの成長とともに、様々な悩みにぶつかるたび、いつもSAWANがありました。

Sさんと、SAWANとのお付き合いは14年!!!
Sさん家族は、SAWAN誕生前から現在もなお変わらずSAWANを支え続けてくれている、ナンバーワンのSAWANファミリーです。

ニコ

長男くんなんて、SAWAN参加回数 70回は超えているらしいよ!!!

ポアン

うん、もう途中から数えてないって聞いたよ(笑)

ニコ

どんだけ〜〜〜!!!(笑)

今日は、誰よりもSAWANを知っている Sさん(ママ)に、SAWANとの出逢い・思い出・ご自身の子育てについて振り返って、話してもらいました!!!


ニコ

SAWANとの出逢いを教えて!

ママ

SAWAN誕生となる第1回アユタヤ訪問に、長女(当時小2)と長男(当時小1)が参加しました。

ポアン

最初の団長の印象はどうだった?

ママ

現在中2の末っ子がお腹にいる時が初対面で、かれこれ14年前…
気さくで面白い人だなぁ-というのが第一印象です。

ニコ

家族にとって、団長はどんな存在なのかなあ?

ママ

今では私たち家族と団長家族は親戚みたいな感じかな。特に長男は将来団長が歩けなくなったら、自分が車椅子を押さなきゃと言っています。

ママ

勉強もスポーツも苦手で、自分に自信が持てなかった長男にとって、小1の春休みに参加した初SAWANで、タイ人の子供たちに囲まれて 村の人気者になれたことが、彼にとって初めての自信となりました。

ママ

長男は緩やかに成長するタイプなので、すぐに劇的に変化する様子もなく、親としては歯がゆい気持ちで毎回送り出していました。

 初めて参加してから現在まであっという間の13年間、SAWANに参加し続けたことで、団長に「Mr.SAWAN」と名付けて頂き、彼の中に芽生えた自信がプライドとなり、今では「SAWANは生き甲斐だ」と言っています。

ママ

SAWANに参加する子供たちを見ていると、たくさんの魅力あふれる子ども達がいます。

 ただ勉強ができるというだけではありません。人前で話をするのが上手な子、歌やダンス・演劇など表現するのが上手な子、年下の子の面倒見がいい子、強烈なリーダーシップを発揮出来る子、年齢を問わずみんなから慕われている子、出発時に不安そうだったのに、見違えるほどキラキラして帰って来る子。

 他のお子さんの良いところをたくさん発見でき、ワクワクする反面、自分の子と比べて落ち込むことも多かったです。そんな時は余計に、団長の「他人の子供とくらべるな!」と言う言葉を素直に受け入れられなかったり…何かと自分自身に言い訳したり、反発したり…私自身が未熟だった証拠です。

 どんな時も1人1人の子どもの本質を見て、必ず子ども側に立ち、強く子供を後押しして下さった団長には感謝しています。

 その長男も19歳となりました。最近では初めてSAWANに参加する子のお母さんに、「ゆうと君がいてくれるだけで安心」と言ってもらえるようになり、長男のSAWANの中での役割が明確に見えてきたことで、私自身が一番心から救われています。

 それぞれの個性を持った子ども達が集まる中で、みんながそれを自然に受け入れている大きな家族のようなSAWANに長男も沢山救われ、支えてもらいました。

 日本の高校や寮生活で辛いことがあっても、長期休みになってバンコクに帰って来れば、SAWANに参加できるから!と、常に頑張ることができました。どんな時でもSAWANは「帰る場所」であり、「迎えてくれる場所」、そして「頑張れ!と力強く送り出してくれる場所」でした。

 そんなSAWANに、どんな子供たちが集まって来ても、帰って来ても、そっとそばに立って、ひと休みできる木陰を作ってあげられるような存在でいることが、今の長男がSAWANの中で出来ることなのかなあと思います。そんな風に穏やかに思えるようになったのは、長男の成長と共に私の中に芽生えた暖かい空間だと思います。

ママ

子育てにおいて、私のように他のお子さんと自分の子を比較して落ち込んだり、イライラしたり、不安になったりする方は多いと思います。

 実際、小さい頃から他の子と同じようにできない息子に対し、私がつらく当たり、それを団長に叱られたことも多々あります。夫婦だけで子育てをしていたら、もっと息子を追い詰めていたと思います。子育てがつらくなったら、誰かの手を借りて子供にとっての逃げ場を作ってあげることは大切だと思います。

 日本に住んでいればおじいちゃん、おばあちゃんの存在が逃げ場となりますが、海外ではその代わりとなる存在が必要です。息子の場合は、SAWANや団長との出会いがあり、本当に救われ、自尊心を守ってあげることが出きたと思います。今となっては私自身、反省ばかりの子育てですが、SAWANと長男の運命的な出逢いに心から感謝しています。

ニコ

ゆうとがいるSAWANでは、夢まつりの終盤に必ず「Mr.SAWAN」で大盛り上がりするのが定番だもんね!

ポアン

ゆうと!SAWANのピーターパンになって、いつまでも純粋なSAWAN魂を持つリーダーとしていてね。みんなが安心するから!


バンコク・シラチャに住む日本人の子供達が現地活動を通じ
「世界の中の日本」「アジアの中での日本の役割」「夢を持つこと掴むこと」を学んでいます。

毎回号外!と題し、様々な『SAWANの今』をニコラボで発信!

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