【夢をおいかける大人インタビュー!】歯科医師 西原 郁子さん

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西原 郁子さんの仕事「歯科医師(Dentist)」

西原 郁子にしはら いくこさん 1985年生まれ。神奈川県横浜市出身。横浜雙葉中学高等学校、徳島大学歯学部歯学科卒業。東京医科歯科大学臨床研修医修了。幼少のころからデンタルケアを徹底し、現在まで虫歯ゼロ。都内の有名歯科医院に勤務しながら、歯科医療の最先端技術を学んでいる。2017年、初の著書「歯医者に行きたくない人のための自分でできるデンタルケア」を出版し、デンタルケアの正しい知識の普及と、さまざまな予防治療に力を入れている。

聞き手:ニコ

歯科医師って、どんな仕事?

「歯科医師」よりも「歯医者さん」っていう呼び方のほうが、ぼくたちには馴染みがあるよね。そう、みんな一度は行ったことのある歯医者さん。痛い思いや、怖い経験を思い出すひとも多いかもしれないけれど、歯医者さんの仕事ってとっても大切。もしこの世に歯医者さんがいなかったら? ぼくたちは、毎日美味しいものを食べて、健康に過ごすことができなくなっちゃう。「もうすぐ歯が抜けかえるから、虫歯になっても平気だよ!」って思っている小さいお友達もいるかもしれないけれど、虫歯はそんなに簡単に治るわけじゃないみたい… 「小さい頃から虫歯にならないように、歯をケアするにはどうしたらいいか?」という内容の本を書いている西原 郁子さんに、話を聞いてみたよ!

西原 郁子先生の著書「歯医者に行きたくない人のための自分でできるデンタルケア

インタビュー日時:2017年7月某日

ニコ 郁子先生、今日はじめて会った歯医者さんなのに、こんなこと言ったらとっても怒られるかもしれないけど、ぼく本当に歯医者さんが怖いんです! なるべく歯医者さんに行かなくて良い方法を教えてください!

郁子先生 ふふふ、怒ったりしませんよ(笑) これまで『行きたくないから歯医者にいかず、虫歯や歯周病がひどくなってしまった』という人をたくさんみてきました。「歯医者に行きたくない人のための自分でできるデンタルケア」という本は、そういう人たちのために書きました。小さい時に虫歯になって、痛い思いをすると歯医者さんが怖くなっちゃう。そうならないために、なるべく自分でケアをしながら、しっかり定期検診に行く習慣をつけてもらいたいと思って書いたんです。今日はぜひ、ただしい歯のケアを勉強して帰ってね。

ニコ ありがとうございます!

郁子先生 ニコちゃんは、虫歯がありますか?

ニコ …あります。この前も、お母さんに連れられて、歯医者に行ってきたばかりです。

郁子先生 毎日、歯磨きをしている?

ニコ …あんまり、してないです。

郁子先生 そっかぁ、じゃあ、虫歯になっちゃうのも仕方がないね。

ニコ やっぱり、歯磨きは毎日しないとダメなんですか?

郁子先生 もちろん。とくに「歯医者に行きたくない!」って思う子どもや大人は、できればご飯を食べたら毎回、歯磨きをしたほうがいいですね。

ニコ ええ!? ご飯を食べたら、毎回歯磨きしなきゃいけないんですか?

郁子先生 それが一番、理想的ですね。でも、勉強や仕事で忙しいと、毎回歯磨きをするのはなかなか難しいですよね。そんなときに自分でどんなケアをするのが良いかということをまとめたのがこの本です。わたしは、子どもの頃から歯のケアを大切にしていて、大人になった今でも、虫歯ゼロが自慢なんですよ! だから、毎日のケアで虫歯を「予防」するという考え方をみんなに伝えるのも、歯医者の仕事だと思っています。

ニコ ええ!? 虫歯になったことないんですか? すごい…

郁子先生 わたし、旅行がとっても大好きで、これまで40カ国くらい行ったことがあるんです。日本ではあまりこういう価値観はないと思うんだけど、外国に行くと「歯がきれいだね」って褒められることが多いんですよ。これから日本もどんどん国際化をしていくから、第一印象を大切にするために歯をケアをすることが、重要になってくると思います。

ニコ ほえー、なるほど…

郁子先生 ちなみに、旅行好きは子どもの頃から。だから、小さい頃の将来の夢は「パイロット」や「宇宙飛行士」でした。

ニコ そうなんですね! でも、どうして歯医者になろうと思ったんですか?

郁子先生 大人になったいまでも虫歯ゼロだからといって、子どもの頃に歯医者に行ったことがないわけじゃないんですよ。小さい頃から定期検診のためにしっかり歯医者さんに通っていました。そのときの歯医者さんがとてもよい対応だったので、怖いとか、わるいイメージがなかったことが大きいかもしれませんね。中学高校と進むにつれて「理系の研究職で仕事がしたいな」と思うようになったんですが、あるときに「医療の仕事につけば、臨床(=現場)の仕事だけでなく、研究もできる」ということを知ったんです。自分の歯には自信があったので「歯医者さんになるのはどうだろう?」って考えたんですね。

ニコ 実際に、歯医者さんとして仕事をしてみて、どうですか?

郁子先生 いまは、東京のクリニックで一日に20人くらいの患者さんを治療しています。訪問診療もしていて、老人ホームに行っておじいちゃん、おばあちゃんたちの歯を診たりもします。大変なこともあるけれど、やっぱり「ありがとう!」って患者さんから感謝の言葉をもらうと、歯医者さんになってよかったなって思いますね。

ニコ ありがとうって言われるのは、嬉しいよね!

郁子先生 そうそう、老人ホームで思い出したけど、この「歯医者に行きたくない人のための自分でできるデンタルケア」にも書いたとおり、食べ物をしっかりよく噛むと認知症の予防につながるんですね。それだけじゃなくて、歯磨きを毎日しっかりやると、脳をトレーニングする効果もあるんですよ!

ニコ それって、頭がよくなるってことですか?

郁子先生 そうとは言い切れないけれど、歯が健康なら、美味しものがたくさん食べられて、勉強や運動も集中できるようになります。しっかり毎日歯磨きをすると、たくさん頑張れるよ!

ニコ なんか、歯のケアをするって、いいことばかりなんですね!

郁子先生 歯のケアは、何歳からはじめても遅くないんですよ。がんばってね!

西原 郁子先生の著書「歯医者に行きたくない人のための自分でできるデンタルケア」は、Kindle(電子書籍)版と、単行本版があります。

 

スマフォやPCでも電子書籍が読める、Kindleアプリのダウンロードはこちらから

 

「アラジン」の魔法のことば :学習空間NOAHのアラジンこと安藤理智先生に聞いてみたよ!

歯医者さんと聞くと、どうしても嫌な思い出がある人もいるのではないでしょうか。お医者さんの仕事は「治す」ことばかりだと思われがちですが、実は「予防」することも大切な役目なのです。 専門家になってから、その知識を多くの人に伝えていくことはそう簡単にできることではありませんが、西原郁子先生のように正しい知識をみんなに伝えていける大人になれたら良いですね。(安藤 理智)


◆企画協力: 学習空間ノア