タイの産後ケア、ユーファイなぜなぜ
photo by BigTuang
産後ケアとして有効的な、タイの伝統医療に基づくハーブ療法のユーファイ。私は自然分娩で出産してから15日後、自宅にユーファイおばちゃんを招いて7日間のコースを受けました。今回はユーファイなぜなぜをご紹介します。
ユーファイを直訳すると「火と共に」。
元々は火のそばに居ることで産後の回復を図るものだったのが、その後タイハーブを使用して心身の不調や回復をケアするものして変化していったそうです。
施術内容は指圧、アロママッサージ、ハーブボール、ホットブロック、スクラブ、ハーブスチームサウナとさまざまですが、とにかく「熱い」。
アツアツに熱されたレンガでお腹回りを押されたり、スチームサウナで体を蒸したり。温かいんじゃないんです、熱いんです。
小さい声で「あつっ」と言う度、「びゅ〜てぃ〜↑」(訳:綺麗になるから我慢しなさい)とタイ語訛りの英語で言われ続けました。
熱さに強い人(いる?)は大丈夫なのかもしれませんが、貧血持ちの私には仕上げのハーブスチームサウナがなかなかきつかったです。
施術に必要な道具すべてを持参して、部屋の内で準備するユーファイおばちゃん。
ハーブボールを温めたりスチームサウナを設置する為、おうちの中がハーブの香りでいっぱいになります。私が好きなレモングラス系の香りだったので苦痛ではありませんでしたが、苦手な方は施術後の換気をキチンとされた方がいいかもしれません。
ちなみに旦那氏曰く、虫もこの匂いが苦手なので、害虫駆除効果もあって一石二鳥とのこと。確かに自然派の蚊よけスプレーはレモングラスの香りがしますよね。
私がお願いしたユーファイおばちゃん曰く、体内の老廃物を排出する効果が1番高いのがハーブスチームサウナ。
ハーブが炊かれた天蓋のような布の中に30分程入るのですが、より効果を高めるために目を閉じてはダメ、息も鼻から吸って口から吐くというスパルタぶり。
終了後は炊きあがったハーブの汁を水で薄めたものを頭からかぶったのですが、何も知らずに白いパンツを履いていた為、シャワーを浴びるころにはすっかりハーブ色に変色していました。
色々と疑問に思った事を書きましたが、結果ユーファイを体験してよかったと思っています。おかげで日々の抱っこから来る肩こりも軽減したし、肥立ちも良かったように思います。
タイで出産されるのであれば、日本では体験出来ない経験をされるのも面白いかもしれません。
私は長年友人だったタイ人夫と昨年結婚し、同年末にバンコク入りしました。そしてすぐ妊娠が発覚し、バンコクでの新生活とほぼ同時スタートで妊婦生活が始まりました。ここバンコクで初めての妊娠という事で、右も左も分からないプレママとして感じた日本とタイの違いや疑問、不満を赤裸裸にご紹介したいと思います。
nicolabo MAMAライター By Sat