【月刊 SAWAN】自立への階段 〜 中3受験生シンタの夏冬SAWAN成長記

中3受験生・心大(シンタ)の夏冬SAWAN成長記

ポアン

マングローブの土はとても肥えているから、一度ついたらとれないからね。環境のためとはいえ、楽しいばかりじゃないよね。なんだか等身大の話がきけた漢字がするね。

「中3の夏と冬に日本からSAWANに参加した受験生って 初めてじゃない?」「高校受験は大丈夫?」

小3から参加したSAWAN。

異年齢との関わり合いが新鮮だった。上級生の行動一つ一つが心に響く。自分の考えで積極的に行動する仲間たちの姿に刺激を受ける。
参加するたびに、植林をしながら地球環境について考え、夢マップを何度も描きながら自分の将来について考えた。

しかし、山形に帰り2年が過ぎて受験生になったときに

「夏にSAWANに行く。このままじゃダメだ。」

と両親を説得した。

ポアン

「これには両親もびっくりだね。親の決断もすごいね。この時期だからこそ更なる飛躍が必要だと決心したんだね。

ニコ

自分でSAWANに行くことを決めたことで、一人っ子で親に頼ることが多かった心大(シンタ)も名前のように心が大きく成長したはず。

ポアン

でも、受験生が夏休みも冬休みも、塾よりもSAWANを選んだ理由は何だったんだろう?



自分で考え、自分で行動した半年間。受験本番を迎えようとしている心大が、自分自身を振り返る。


小3の冬、友達に誘われて初めてSAWANに参加しました。

僕はそこでたくさんのことを学びました。

まず、縦割り班活動で、班長や上級生が自分自身で考え積極的に行動している姿を見て、僕も少しずつ自分で考え、自分から積極的に行動する力がついていきました。そして、SAWANの中心活動の一つである植林を通して、地球環境について、自分自身の問題として深く考えるようになりました。

また、夢マップを書くことによって、自分の目標を明確にし、その目標に対しての計画を立て、目標に近づくために今自分が何をするべきかを考えるようになりました。一人っ子だったこともあり親に頼ることが多かった僕は、親から離れてSAWANで活動することを通して少しずつ自立していくことができました。

SAWANの楽しさを知った僕は、その後、一人で参加するようになりました。小学校(バンコク日本人学校)を卒業し日本に本帰国するまで、何度も何度も参加しました。

そして中学3年生の夏、これから受験に向かっていく中で、僕は自分の将来の目標に疑問を持ち始めました。
その時に、

「SAWANに参加しよう!」

と考えたのです。

SAWANのメンバーから刺激を受け、これからの目標を再設定し、受験に向けて頑張るための起爆剤にしたいと思ったのです。

中3の夏のSAWANでは、まず周りの人の積極性に圧倒されました。学校のクラスメイトとは違い、SAWANではみんなが自分で考え発言し行動しています。

タイに住みながらSAWANに参加していた小学生の頃の自分を思い出し、自分から行動する事を改めて意識しました。また、周りの人たちから様々な考えを聞くことができ、自分の考えを広げ、自分の将来について今までよりも具体的に考えることができました。
そして、夢マップを使って受験に向けての計画を立て、自分が取り組む事を明確にできました。

この夏のSAWANを通して、自分自身で考え選択すること、その選択に責任をもって行動することを学び、受験に向けての良いモチベーションとなりました。
その後は今までよりも熱心に勉強に取り組めています。日本に戻ってすぐ、塾に行こうと決め、自分で探して塾に入りました。学力が向上し、成績も上げることができました。

その後、冬まで受験に向けて勉強に集中して取り組んでいましたが、将来に向けての目標を叶えるためには、もっと必要なものがあるのではないかと考えるようになりました。
そしてそれを見つけるために、冬のSAWANに参加したいと思いました。何を捨て何を選ぶべきかを考えました。僕は、塾の冬期講習よりも冬のSAWANを選んだのです。

周りの反対もありましたが、それが良い意味でのプレッシャーになると思いました。

冬のSAWANでは、夏に学び伸ばした力をより深めることができました。受験直前ということもあり、受験当日までの具体的な計画を立てることができ勉強に役立てられています。
また、将来の目標がより具体的になり、自分の勉強のモチベーションにつながりました。自分自身で選んだという意識を持ち行動することで、一歩ずつ前に進めると同時に、自分の足で立てているという実感を持つことができました。自分に自信を持つことができたのです。

今は、受験直前で勉強に集中している時期です。もちろん第一志望の高校に合格したいという思いは以前よりも、もっともっと強く感じています。
でもSAWANに参加した僕は、高校入学がゴールではなく、通過点と考えるようになりました。

将来自分が一番やりたいことをやるため、そしてその選択肢を広げるための通過点なのだと。

勉強を含めSAWANでつけた力を生かしてこれからも頑張っていきます。

バンコク・シラチャに住む日本人の子供達が現地活動を通じ
「世界の中の日本」「アジアの中での日本の役割」「夢を持つこと掴むこと」を学んでいます。

毎回号外!と題し、様々な『SAWANの今』をニコラボで発信!

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