ネットを見れば授乳は3時間おきに、と書いてある。
一体いつまで、3時間おきに授乳したらいいの?
と思いませんか?
母乳のみで、赤ちゃんの体重の増えも順調で、成長発達に問題がない場合、3時間おきというのはあくまで目安なのです。
生まれた直後は、頻回に授乳することが今後の母乳分泌を促進してくれます。ですので、3時間もあけずに、1-2時間おきに授乳することがしばらく続きます。
出産後数日の間に母乳分泌が良くなり、頻回での授乳がなくなる方もいれば、退院後も1ヵ月ほど頻回の授乳が続く方もいて、人それぞれです。
その頻回の授乳が終わったあとも、3時間以内に授乳しなくては。と漠然と思いがちですが、実は、赤ちゃんも順調に育ち、母乳の分泌も軌道に乗っているのであれば、3時間以上空けてもいいのです。時間ではなく、赤ちゃんが欲しい時にあげるようにしていきます。
3時間以内で欲しがることもあれば、4時間、5時間空くことも出てくるかもしれません。
それでいいのです。
ただ一点、時間があけば空くだけいいということでもないです。
母乳は吸われただけ出るようになるので、母乳を吸われる頻度が減れば、母乳の分泌もおちていきます。
母乳の分泌が赤ちゃんに必要な量に落ち着いてきているのであればいいのですが、母乳の分泌が減り、赤ちゃんの体重の伸びが良くない場合には、少しあげる間隔を狭めてみてくださいね。
「3時間」という時間に縛られず、赤ちゃんのほしがる時に欲しがるだけあげてみましょう。今まで時計ばかり気にしていたのを、目の前の赤ちゃんの様子を見るようにできるといいですね。
きっと、
赤ちゃんのこのしぐさは、
もう少ししたらおっぱいがほしいというサインだ。
とか、
まだいらなさそう。
等、何か新しい発見があるかもしれません☆
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筆者
杉浦加菜子(Kanako Sugiura)
・2児の母
・じょさんしカフェonline 代表
・出張専門あおぞら助産院 院長
・日本助産師会 会員
現在、世界中に住む日本人ママの、妊娠・出産・