【2015年5月 Vol.30号掲載】
いつかはやってくる、本帰国。今年は、「子ども・子育て支援新制度」の開始で、帰ってからの幼稚園選びがちょっと変わるかも!?
■ 提供: チャイルド社 http://www.child.co.jp/
日本では四月一日より「子ども・子育て新支援制度」が始まり、「幼稚園」・「保育園」・「認定こども園」に関わらず、保育時間内での教育が重要になってきました。
二十世紀型の「工業化社会」から二十一世紀型の「情報化社会」へと変化し、求められるスキルにも当然変化が出ています。
二十一世紀型スキルでは、情報創造力・批判的思考力・問題解決力・コミュニケーション力・ICT(情報通信技術)の活用力などが重要なスキルと言われています。
まず、総合的な基礎的知識を養う上で、五つの領域について学習することが大切です。
- その一、「量」の学習について。幼児期には単位(数値化する前)になる前の曖昧な「大きさ」・「量」・「重さ」・「長さ」などの比較・系列化について学習します。
- その二、「空間認知」の学習、人間生活にとって欠かすことのできない位置関係、すなわち、上下・前後・左右から始まり、四方観察といって、同じものでも見る場所によって見え方が違うことを、体験を通じて学習致します。
- その三、「数」の領域の学習です。幼児期における数の学習は、教育の場を特別に用意しなくても、子ども自ら生活や遊びの中で行っています。そうした幼児の「数の自己教育」に「意図的」な教育を加味することによって、四則演算と繋がりのある数の概念を学びます。
- その四、「図形」の領域の学習については折り紙・ブロック・積み木や粘土など、子ども達の身近にあるものを通じて、形(図形)の特徴を捉えることから、小学校高学年で学習する面積や体積の学習に備えます。
- その五、「言語」です。小学校の指導要領にある4本の柱「読む」「書く」「聞く」「話す」の内、幼児期には「話す」「聞く」が重要と考え、二十一世紀型スキルにも繋がるコミュニケーション力を身につけます。
今回の保育制度改革や教育改革により、多くの園で「知育」や「教育」に関する認識が変わってきたようです。園ごとにそれぞれの教育目標があると思います。
ご帰国の際には、希望園の保育内容をお子さまとの相性、ご家庭との考え方の相違について検討し、園選びをすると良いでしょう。
日本帰国前に、タイでできること
日本の幼児教室も調べておくと良いですよ !
▼こぐまチャイルド会
http://www.koguma-child.jp/