プローイ=プローイパン・タウィーラット พลอย พลอยพรรณ ทวีรัตน์
ABAC コミュニーケーションアート学部卒業。2008年にアルバム「POLLY」で歌手デビュー。その後、2010年にタイ航空のCAに。2013年に、歌手・俳優のピーター(ピーターコップ・ダイレンダル)と結婚。2015年に離婚、シングルマザーに。現在もCAとして乗務する傍ら、自身のビジネスも展開。子どもは男児がふたり、2歳と10ヶ月。
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子どもの将来を考えて、仏教系の学校へ? プローイさんの考える人格教育とは
第一子は、生後6ヶ月くらいまでは母乳だけで育てたというプローイさん。現在は粉ミルクも使っているが、銘柄は明治か森永のものだけ。日本で直接購入したものを持ち帰って使っているという、こだわり派。
「日本製品は、やっぱり使っていて安心ですよ。だいじな我が子には、やはり信頼できるものを与えたいじゃないですか。仕事柄、日本に行くことも多いので、ミルクは向こうで買ってきます。いろいろこだわって探していたら、いつのまにか日本製の中古品ショップを始めちゃったくらいです(笑)」
現役のキャビンアテンダントとして、タイ航空(TG)に勤務するかたわら、自分のオリジナルブランドを立ち上げて、ケーキやピザ、ベビーオイル、コラーゲン飲料などを販売するビジネスも手がける。
また、男の子ふたりを育てるシングルマザーでもあるプローイさん。元夫は、タイ人なら知らぬ人はいないという、有名俳優のピーターさん。
「元夫との結婚生活は、二人目の出産のときにはすでに終わっていました。いまは、子育てに関しては両親に手伝ってもらいながら、基本的にすべて自分でみています。フライトになれば家を空けなければいけませんが、比較的時間の自由になる仕事なので、子どもともゆっくりコミュニケーションが取れているかな、と思いますね」
子どもの将来について話がおよぶと、すこし真剣な面持ちになった。
「そろそろ幼稚園や学校のことを考えなければならない時期に来ていますね。いま、幼稚園と小学校選びでいろいろ考えてはいるんですが、小学校に関しては、しつけの厳しい仏教系の学校に行かせようかと思っています。やっぱり、女の子を泣かせない、誠実な男の子に育って欲しい、という思いがあるからですかね(笑)」
結婚当初、タイのメディアで注目されたプローイさんとピーターさん。美男美女カップル!
超有名俳優との結婚、第一子出産、そして離婚。子育てをどうマネージメントしていくか
妊娠中毒症の診断から、帝王切開で生まれた長男。当時は夫婦仲も順調で、元夫のピーターさんも素直によろこんでいたという。しかし、その幸せは、ながく続かなかった。
「はじめての出産で、なにをどうしたらいいのか、わからないことだらけでした。とくに、第一子の妊娠は、つわりがひどくて… 妊娠がわかったのも、おさえきれない吐き気と頭痛で、なにか深刻な病気になったのかと病院に行ったからなんです。食べても良いもの、食べてはいけないもの、そういうことにも特に気をつかいましたね。自分のためというより、お腹のなかの子どものため、という気持ちが強かったかな」
元歌手でもあり、有名俳優との離婚劇で、マスコミにとりあげられる機会もおおかったプローイさん。シングルマザーと呼ばれることに関しては、どう感じているのか。
「育児に関しては、両親や友人、ベビーシッターのサポートもあって、自分の目の届く範囲でしっかりと子どもを見れていると思います。世間的にいえば、片親でかわいそうという声もあるかもしれないけれど、息子たちに関しては、そんな心配はしていませんね。わたしの両親だけでなく、まわりにいる大人たちから、抱えきれないくらいの愛情をそそいでもらっていますから。父親の存在が希薄でも、あまりさびしさは感じてないんじゃないかな」
20年後の家族。子どもたちと、そして自分自身の未来はどう見えている?
家族の将来像がしりたくて、『20年後は、それぞれどんなことをしていると思うか?』という質問をしてみた。
「子どもたちは、海外の大学で勉強しているはずです。これはもう、かなり具体的に以前から考えていることで。小学校から仏教系の学校に行かせようとは思っているんですが、5年生からはインターナショナルスクールに転入させたいんです。そこで高校まで出たら、そのあとは海外の大学に入学、というルート」
長男は、父親に似てミュージシャンやアーティスト向き。次男はビジネスマン向きだと分析するプローイさん。
「いろんな経験を積んで、自分の得意な分野で活躍してもらいたいですね。その頃には、わたしの子育ての役割も一段落しているから、たぶん出家して尼さんとしてお寺にでも入っているんじゃないかなぁ」