こんにちは。ニコラボ・ディレクターの田村です。
タイをはじめ、海外で働く駐在員家庭のみなさん、「学費」や「老後資金」、心配じゃありませんか?
来年、小学生になる娘の父親である筆者も、そろそろ真剣に考えなければ、と思う今日この頃。
そこで、ニコラボ編集部で調べてみました。
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教えてくれた「お金のプロ」は、この人
久米 直也(くめ なおや)さん
GLOBAL SUPPORT (THAILAND) CO., LTD.
代表取締役社長
郵便局に12年間勤務(ゆうちょ3年、かんぽ9年)。その後、AIGを経て現在に至る。来タイ8年目、3人の子を持つ父親でもあります。
海外に住んでいると、お金を増やすのに「不利な場合」がある
まず、久米さんが教えてくれたのは、海外駐在員=日本国非居住者、としてみたときに、「お金」に関して、できないこと・不利な要素があるということ。
具体的に、どんなことがあるのでしょうか。
いま話題の「個人型確定拠出年金」や、「つみたてNISA」などの非課税投資制度が利用できない。
いくらお金を増やすために有利な日本の金融商品を利用したくても、海外に住んでいるとできない場合がある、ということですね。
以下、参考に。
厚生労働省「確定拠出年金制度」
金融庁「つみたてNISAとは」
国税庁「居住者と非居住者の区分」
国税庁「居住者・非居住者の判定(複数の滞在地がある人の場合)」
日本の生命保険への新規加入・契約変更が難しい。
たとえば、海外で出産して家族がふえたときなど、保険内容の見直し、契約変更などをしたいと思っても、日本に住んでいないと手続きが難しいケースが出てきます。
参考
日本生命 よくあるご質問「海外から保険に加入できますか?」
海外在住中のみ加入できる「貯蓄性保険」てなんだ?
ここまで読むと、「海外駐在って、不利なことばかりじゃないか!?」と思うかもしれませんが、そうでもないそうです。
久米さんがオススメするのは、「海外在住だからこそ利用できる、お得な金融商品を活用」すること。
そのひとつが、日本に住んでいると加入できない「貯蓄性保険」です。
こちらは、英国大手P保険会社が、香港で販売している「貯蓄性保険」の参考例。
年一回、まとまった金額を5年間支払います。
数十年後には、その保険金が運用され数倍になる、という保険です。
始めるのが早ければ早いほど、リスクが管理しやすく、リターンが大きい!?
しかし、そんなうまい話があるのか? とにわかに信じられない筆者。
久米さんからは、こんなアドバイスが。
「香港やシンガポールで扱われる保険商品は、日本にくらべ利回りの高い欧米系のものが多いのです。
この貯蓄性保険もそのひとつです」
やはり、老後の資金という考え方が一番いいんでしょうか?
「たとえば、30歳で子どもが生まれたとき、この保険に加入します。
子どもの大学入学にあわせた18年後、ご自身が48歳のときには、550万円が1,115万円に増えている計算になります。
この運用益と元本で、ある程度の学費をまかなう、と考えることもできますね。
もちろん、ここで引き出さずに、たとえば定年退職の65歳(35年後)の資金として残すこともできます。
その場合は、およそ総額3,900万円になっているプランです」
おお、見える…
見えますね、具体的な将来のプランが…
「保険料総額が50,000USD(約550万円)でご説明致しましたが、保険料総額10,000USD(約110万円)からご加入できます。
お子様の学資金の準備、または定年退職後の資金を、海外在住中だからこそしっかり準備頂きたいと思います。
もう一つ大切な事は、資産運用には必ずリスクがあるという事です。
この商品は、短期間で解約すると元本割れをします。
また保険金については、将来の金利変動等により変わる場合があります」
なるほど。
しかし、筆者は今年40の大台にのるアラフォーです。
いまからでも、間に合うんでしょうか…
「学費や、老後資金といったライフプランは、ご家族ごとに千差万別です。
はっきり言えることは、『早ければ早いほど、問題に対処しやすい』ということ。
逆にいえば、いまからでも遅くはないということです。
ぜひ、ご自身の状況にあった最適のプランを見つける努力をしたいですね」
久米さんのアドバイスを聞いて「まだ、希望は捨てなくていいかも」と思った筆者の、さらなる調査はつづきます。
次回記事、「貯蓄性保険 リスクとメリットは?」も公開中。
GLOBAL SUPPORT (THAILAND) CO., LTD.
住所:571 RSU Tower, Unit 304, 3/F,Sukhumvit soi 31, Sukhumvit Rd.,Klongton Nua, Wattana, Bangkok
TEL:02-258-9162(代表), 088-187-1036(久米さん直通)
Eメール:kume@globalsupportlimited.com
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