うごきのクリニック【どこを見て走るのか?】

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うごきのクリニックとは?

「どうして運動がうまく出来ないのか」「どうして記録が伸びないのか」
こんな悩みや疑問の解決方法を、皆さんと一緒に考えます。
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【どこを見て走るのか?】

春の運動会が近づき、この質問をよく受けます。

話を聞いていると、学校やコーチによって違いがあることがわかります。「前を向いて」「ゴールを見て」「◯◯m先を見て」など色々です。

皆さん、同じイメージだと思いますが、少しづつ言葉が違います。短距離走の場合、何m位を走るイメージかで目線は変わりますから、伝えるのは大変かもしれません。

スタート直後は下を向いています。身体が浮かないで、しっかりと地面に圧をかける(踏む)為です。スピードが上がってくると自然に目線が上がってきます。この時も自分から目線を上げるのではなく、あくまでもスピードが上がり動作が大きくなってくるので、自然に目線が上がるイメージです。

後半は前を向きますが、あまり遠くを見ると顎が上がり身体が反ってしまいます。短距離走はかなり風圧を受けますので、身体が反りやすくなります。身体が反ると地面に圧がかからなくなり失速します。

ゴールまである程度下向きをイメージしていると、身体が反らず、スピードが落ちにくいですよ!


後藤淳一

一般社団法人日本ライフマイスター協会理事。慶應義塾大学医学部競走部コーチ。トレーニング指導士。1982年よりパーソナルトレーナーとして運動指導に携わる。スポーツ選手のトレーニング指導、ダウン症児の運動指導・指導カリキュラムの作成等、からだの動かし方や運動の指導を行なう。


 

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